マイクロソフトと毎日新聞社による「MSN毎日インタラクティブ」は2007年9月30日で終了、10月1日からは「MSN産経ニュース」となるようだ。毎日新聞は「mainichi.jp」を運営するという。毎日新聞にとって編集の自由度は高くなるだろうが、広告収入が増加するかは不明。これまで「MSN毎日インタラクティブ」を毎日新聞というよりMSNのニュース面として評価していた広告主および広告会社は、あえて「mainichi.jp」に注目しないかもしれない。もちろん産経新聞が「イザ!」でオンラインの存在感を高めてきたように、これを好機に毎日新聞が躍進する可能性もあるが。なお、毎日新聞は「毎日インタラクティブメール」を6月29日で休刊する。
ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html