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アトラス、複数サイトでの広告重複接触効果を解明

2007年6月5日、アクアンティブ傘下のアトラスは複数サイトを横断した広告の重複接触とコンバージョンついての調査結果を公表した。2007年第1四半期の広告主16社のトラッキングデータを分析した。3億件のクッキー、50億回のインプレッション、170万回のコンバージョンが対象。まずリーチに注目すると、広告接触者の30.1%は複数サイトで接触していた。コンバージョンに注目すると、コンバージョンの66.7%は複数サイトで広告に接触したひとによるものだった。つまり、複数サイトでの広告重複接触者は、リーチの3分の1、コンバージョンの3分の2を占めていた。複数サイトでの広告重複接触者のコンバージョン率は、単一サイトでの広告接触者の2倍だという。これら数値は広告主ごとに開きがあるので、あくまで参考に留めるべきだろう。過度なフリークエンシーによる効率の低下を避けつつ、複数サイトを組み合わせて重複接触を設計することが大切なようだ。コンバージョンの起点として、一般的にはその直前のクリックしか評価しないが、もっと視野を広げてすべての広告接触を評価する必要があるという。

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ホットリンク、ブログをテキストマイニングして広告配信

2004年6月15日、ホットリンクはブログをテキストマイニングして利用者の興味に合わせた広告を配信するシステムを発表。同日にリニューアルされたドットシティで広告配信を開始。行動履歴(訪問したサイト、頻度、滞在時間など)もターゲティングに反映させるという。

米国ネット広告費、2024年は15%増

IABによると、2024年のアメリカのインターネット広告費は前年比14.9%増の2,585億7,100万ドル。地政学的変動、金利変動、経済の不確実性といった不安定な状況があったが、大統領選挙やオリンピックといった大型イベントが追い風となった。広告カテゴリー別で成長率が最も高かったのはソーシャル。2025年の展望として、AI主導型広告、プライバシー規制、クリエイターエコノミーなどの潮流を挙げている。 Digital Ad Revenue Surges 15% YoY in 2024, Climbing to $259B, According to IAB https://www.iab.com/news/digital-ad-revenue-2024/ IAB/PwC Internet Advertising Revenue Report: Full Year 2024 https://www.iab.com/insights/internet-advertising-revenue-report-full-year-2024/

「Urumo Ads」でリーチと購買の双方を最適化

フェズは、リテールメディアソリューション「Urumo Ads」で、リーチと購買の双方を最適化する自動プランニングツールを開発した。必要情報を入力すると、メディアごとの予算配分、想定されるリーチや購買リフトなどが算出される。 https://www.fez-inc.jp/news/250417