2007年6月12日、イーマーケッターはヨーロッパのインターネット広告費の予測を明らかにした。2006年のインターネット利用者ひとり当たりのインターネット広告費を分析すると、イギリスは122ドル、フランスは90ドル。2010年にはそれぞれ217ドル、136ドルまで拡大すると予測。アメリカでは、2006年は86ドル、2010年になっても130ドル。この資料は日本について触れていないが、2006年の日本のインターネット利用人口を8,000万人、インターネット広告費を30億2,500万ドル(3,630億円を1ドル120円でドル換算)として独自に算出すると、日本のインターネット利用者ひとり当たりのインターネット広告費は38ドル。これは、スペインやドイツの約3倍だが、アメリカの半分以下。日本ではインターネット広告が過小評価されているのではないだろうか。グループMによると、イギリスのインターネット広告費は2007年に総広告費の18%を占めるようになるという。
電通が、北欧の15ブランドを対象に、ティックトック広告の短期的および長期的な売上への影響をマーケティングミックスモデリングで分析した。短期的な売上に注目すると、75%の広告主にとってティックトックは投資利益率が最も高いチャネルだった。長期的な売上に注目しても、ティックトックは平均以上の投資利益率が確認された。また、クリエイティブによる売上への影響を明らかにするため、プロが制作した広告、販促メッセージを含めた戦術的UGC、販促メッセージを含めないストーリーテリングUGCを比較したところ、ストーリーテリングUGCの成果が最も高かった。ストーリーテリングUGCは視聴時間や注目を得やすく、記憶に残るため、将来の購入意思決定に寄与すると考えられる。 From Storytelling to Sales: Short and Long-Term ROI of TikTok Advertising https://ads.tiktok.com/business/en-US/blog/tiktok-dentsu-from-storytelling-to-sales-nordics https://issuu.com/tiktokforbusinesseu/docs/tiktok_dentsu_from_storytelling_to_sales