2007年6月5日、アクアンティブ傘下のアトラスは複数サイトを横断した広告の重複接触とコンバージョンついての調査結果を公表した。2007年第1四半期の広告主16社のトラッキングデータを分析した。3億件のクッキー、50億回のインプレッション、170万回のコンバージョンが対象。まずリーチに注目すると、広告接触者の30.1%は複数サイトで接触していた。コンバージョンに注目すると、コンバージョンの66.7%は複数サイトで広告に接触したひとによるものだった。つまり、複数サイトでの広告重複接触者は、リーチの3分の1、コンバージョンの3分の2を占めていた。複数サイトでの広告重複接触者のコンバージョン率は、単一サイトでの広告接触者の2倍だという。これら数値は広告主ごとに開きがあるので、あくまで参考に留めるべきだろう。過度なフリークエンシーによる効率の低下を避けつつ、複数サイトを組み合わせて重複接触を設計することが大切なようだ。コンバージョンの起点として、一般的にはその直前のクリックしか評価しないが、もっと視野を広げてすべての広告接触を評価する必要があるという。
ツイッターがアメリカで25個のブランドについて調査したところ、ツイッター上の会話量と売上には正の相関があった。最も強い相関のあったブランドでは、会話量が10%増加すると売上が2.6%増加した。 The impact of conversation https://marketing.twitter.com/en/insights/the-impact-of-conversation