2006年12月7日、マイクロソフトはオンライン広告ソリューションブランド「マイクロソフトデジタルアドバタイジングソリューションズ」を日本でも本格始動すると発表した。アメリカの本社が9月25日に発表したブランドを日本でも利用するということ。マイクロソフトの広告ビジネス戦略は明快だが、その成否を占うのは消費者の動向にほかならない。例えば「Windows Live」を立ち上げた目的が正当なものであっても、それが消費者に人気のあるサービスにならないと広告メディアになりえないということ。そこを注視したい。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/