シーバストのプラス360は、オンラインビデオ向けの文脈連動型テキスト広告を開始した。ビデオが終了すると視聴エリアにテキスト広告が表示される。文脈だけでなく、地域、属性、行動のターゲティングもできる。ターゲティングはパブリッシャーから提供されるメタデータに基づいて行う。クリック課金。シーバストは旧カヌードル。検索連動型広告はカヌードルのブランドを継続しているが、文脈連動型広告はプラス360というブランドに切り分けて展開している。ところで、ビデオ向けテキスト広告の類似サービスはティービーアイズも10月に開始している。しかし、ティービーアイズはシーバストと異なり、メタタグでなくビデオ内で話されている言葉を読み取り、外部広告ネットワークから適切なテキストリンクを、ビデオ視聴エリアでなくその周囲に表示する。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/