スキップしてメイン コンテンツに移動

Eコマースの次はFコマース

海外で「F-Commerce」という単語を見聞きすることがある。フェイスブックを活用した電子商取引のことだ。リーバイスの「Friends Store」のように、フェイスブックのソーシャルグラフを外部のショッピングサイトで引用する方法もあるが、フェイスブック内にショッピングサイトを公開する方法もある。ファンページ内で注文が完結する店舗としては、1-800-フラワーズドットコムが有名。
------------------------------
Levi's Friends Store
http://store.levi.com/
Shop the 1-800-Flowers Store on Facebook
http://apps.facebook.com/flowers-store/
------------------------------
1-800-フラワーズドットコムのファンページにショッピング機能を提供しているのがアルヴェンダ。デルタ航空、ベストバイ、ブルックスブラザーズなどのファンページ内店舗も支援している。
------------------------------
Alvenda
http://www.alvenda.com/
------------------------------
また、P&Gは、アマゾンの支援を受けてファンページでの商品販売に取り組んでいる。「Pampers」「Max Factor」などブランドのファンページ内に店舗がある。
------------------------------
Shop Pampers Now
http://apps.facebook.com/pamperswebstore/
Max Factor Boutique
http://apps.facebook.com/maxfactor-boutique/
------------------------------
なお、いわゆるソーシャルコマースという概念には、ツイッターを利用した販促やクーポン共同購入なども含まれる。

このブログの人気の投稿

Instagram・Facebook・TikTok・Xの国内広告費を比較

センサータワーが、日本のインスタグラム、フェイスブック、ティックトック、Xの広告費の推計を公開。2023年11月から2024年10月までの12カ月間の広告費について、インスタグラムは26億ドル、フェイスブックは9億ドル、ティックトックは5億ドルと推計している。Xは、広告のインプレッションではティックトックを上回っているが、広告費としてはティックトックの半分程度であることがグラフから読み取れる。あくまで推計であり、各プラットフォームの実際の広告売上は分からない。 2024年日本のデジタル広告インサイト https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000100064.html

米国CTV広告費、2028年に旧来テレビを超える見通し

イーマーケッターによると、アメリカのコネクテッドテレビ広告費は2025年に333億5,000万ドルとなる見通し。2028年には468億9,000万ドルとなり、伝統的なテレビ広告費を上回ると予測している。 One of largest sources of new video ad inventory and spending is CTV https://www.emarketer.com/content/one-of-largest-sources-of-new-video-ad-inventory-spending-ctv

ウォールドガーデンか、オープンインターネットか

ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html