11月16日、メディアマインドテクノロジーズが標準的なバナー広告について分析した報告書を公開。標準的なバナー広告のクリック率の低下傾向は終了して、この2年ほどのクリック率は0.09%前後で安定しているという。バナー広告の効果を引き上げる方法として、目的の特化したコンテンツにその文脈に沿った広告を掲載すること、より大型の広告で目立つようにすること、クリエイティブを最適化しながら配信すること、広告接触頻度の少ないひとに再配信することを推奨。報告書には日本の統計もあり。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/