スキップしてメイン コンテンツに移動

24/7リアルメディア、2006年のインターネット広告を展望

2005年11月8日、24/7リアルメディアはアドテックにおいて、2006年のインターネット広告の動向予測を明らかにした。
1. Consumer-generated media will become increasingly attractive to advertisers.
消費者が生み出すメディアは、広告主にとってますます魅力的なものになるだろう。
2. Advertisers will continue shifting traditional ad spending to the Web due to increased Internet consumption and better targeting/reporting capabilities.
インターネット利用時間の伸びや、ターゲティングやレポーティングの機能の向上にともない、広告主は既存メディアの予算をさらにウェブへ回すようになるだろう。
3. Advertisers, cable providers and interactive marketing experts will collaborate to address "The TiVo Effect".
広告主、ケーブルプロバイダー、インタラクティブマーケティングのエキスパートは、「ティーボの影響」に対処するために協力するようになるだろう。
4. Brand advertisers will drive the next wave of growth for the paid search market.
ブランドを重視する広告主は、検索連動型広告市場に新たな成長をもたらすだろう。
5. Best practices in localized mobile marketing will be perfected overseas in 2006.
地域に対応したモバイルマーケティングのベストプラクティスが、海外で完成されるだろう。
6. Online advertisers will employ holistic targeting methods to deliver better results and reduce reliance on high-profile, high-CPM ad buys.
広告主は、さらなる成果を求めてホリスティックなターゲティング手法を採用するようになり、割高な広告への依存度を低下させるだろう。
7. Technology and better data access will transform online advertising success to a formulaic equation.
技術と統計の整備により、インターネット広告に数学的な成功の方程式が出現してくるだろう。
8. Japan will be the next frontier for paid search and interactive marketing.
日本が検索およびインタラクティブマーケティングの次のフロンティアになるだろう。
9. Mobile carriers will adopt new ad models to boost revenue beyond usage.
モバイルのキャリアは、収益を拡大させるために新しい広告モデルを採用するだろう。
10. Performance-based pricing models will demonstrate the true value of search engine marketing (SEM) as a lead generation channel.
パフォーマンスベースのプライシングモデルが、リードジェネレイションチャネルとしての検索エンジンマーケティングの真価を立証するだろう。

このブログの人気の投稿

絶対にバズるSNS「Y」

松竹が映画「俺ではない炎上」のプロモーションとして、生成AIを活用したコンテンツ「絶対にバズるSNS」を公開。理不尽な粗探しの思考プロセスを学習させたAIが、投稿画像1枚から炎上シナリオを自動生成する。体験人数の上限に達したとのことで短期間で終了したが、斬新な炎上疑似体験として話題に。no planが企画制作。 https://note.com/noplan_inc/n/n74fcba7fad3a

LINEヤフー、ディスプレイ広告基盤を統合へ

LINEヤフーは、「LINE広告」と「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」を統合し、2026年春ごろより「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供する。ディスプレイ広告プラットフォームの統合により、LINEヤフーは開発リソースを集中して性能を改善でき、広告主は運用工数を削減できる。これは「Connect One」構想で予告されていた動き。「Yahoo!広告 検索広告」は「LINEヤフー広告 検索広告」に名称のみ変更する。 https://www.lycbiz.com/jp/news/20250925/

インスタグラム、リールを優先

インスタグラムは、月間利用者数が30億を超えたと発表。同時に、アプリ起動時にリールを優先して表示する試験をインドで開始することを明らかにした(先日公開されたiPad用アプリと類似の仕様)。また、グローバルでも機能の構成を見直し、DMをナビゲーションバーの中央に配置する。 In India, Instagram debuts a Reels-first experience for its mobile app https://about.fb.com/news/2025/09/in-india-instagram-debuts-a-reels-first-experience-for-its-mobile-app/ インスタグラムの責任者であるアダムモッセーリ氏によると、インスタグラムの成長はDMとリールとおすすめが牽引している。今回の変更はその動向を反映したものといえよう。 View this post on Instagram A post shared by Adam Mosseri (@mosseri) 各種プラットフォームのナビゲーションバーの配置は、サービス提供者の期待や思惑が反映されるため、注目している。ユーチューブやティックトックなど、新規投稿ボタンをナビゲーションバーの中央に配置するものが多いが、インスタグラムはDMを中央に配置することにした。Xは「Grok」を中央に配置していて、AIアシスタントに注力していることが分かる。一方、LINEヤフーは「LINE」のナビゲーションバーの中央を「VOOM」から「ショッピング」に変更する予定だ(2025年度第2四半期決算説明会資料より)。縦型短尺ビデオの流行に対応すべく「VOOM」を前面に打ち出したものの、競合のティックトックなどは強力であり、ショッピングに勝ち筋を見つけようとしているのではないか。