アメリカにおけるコカコーラC2のキャンペーンについて。2004年6月14日、ヤフーとMSNのトップページはC2にジャックされた。いわゆるロードブロックだ。残念ながらクリエイティブは紹介されていないが、動画を組み合わせたインパクトの強いものだった。特にMSNでは派手なフローティングを展開したうえ、通常は青の背景色を赤に変更した。ネットワークセントリックを特長とするホットワイズによると、当日のC2サイトへのアクセスは、62%がヤフーから、23%がMSNからのものだった。訪問者の27%はクジに応募した。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/