インターネット広告の効果測定の先導企業であるダイナミックロジックがウェブサイトを刷新している。注目すべきは、商品紹介ページにおけるクロスメディアリサーチの紹介。クロスメディアリサーチを、メディアシナジースタディーとコストエフェクティブネススタディーのふたつに区別して、それぞれの方法論をPDFで解説した。これまで後者は適切な予算配分を示唆する方法がブラックボックスであったが、このPDFが解明の助けになるか。また、調査ページにおいては、2004年6月に開催されたARF/ESOMARの世界オーディエンス測定会議での発表資料をダウンロードできる。その内容は、リーバイスおよびクエーカーオーツのクロスメディア効果事例、リッチメディア広告のブランディング効果のノーム値などだ。
ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html