2008年3月14日、マイクロソフトは広告収益管理ソリューションを提供するラプトを買収する計画を明らかにした。ラプトは、技術と戦略助言によりメディアのマネタイズを支援するサービスを展開しているようだ。複雑な要因を解析して、合理的な価格設定や高精度な在庫管理を支援するという。ラプトの設立は1998年。創業者のトムチャベス氏が現在までCEOを務めている。ウェブサイト「Internet Archive」で過去のウェブサイトを確認したところ、昔はヒューレットパッカードやサンマイクロシステムズなどの製造業者の価格戦略支援を行っていたようだ。2000年7月の時点では、自社を「Rapt Inc. is the provider of profit optimization software for manufacturers.」と紹介している。その後、メディアのマネタイズ支援業務が増加していったようだ。過去のプレスリリースを掘り起こすと、2006年12月にはIABのCEOを退任したグレッグスチュアート氏を取締役に招いている。しかし、2007年1月までは自社を「Rapt Inc. is a leading provider of pricing and profitability management solutions.」と紹介しており、事業領域をメディアのマネタイズ支援に限定していない。2007年3月にようやく自社を「Rapt Inc. is the leading provider of media monetization solutions.」と定義して、現在では「Rapt Inc. is the industry standard in advertising yield management solutions.」と言い換えている。
センサータワーが、日本のインスタグラム、フェイスブック、ティックトック、Xの広告費の推計を公開。2023年11月から2024年10月までの12カ月間の広告費について、インスタグラムは26億ドル、フェイスブックは9億ドル、ティックトックは5億ドルと推計している。Xは、広告のインプレッションではティックトックを上回っているが、広告費としてはティックトックの半分程度であることがグラフから読み取れる。あくまで推計であり、各プラットフォームの実際の広告売上は分からない。 2024年日本のデジタル広告インサイト https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000100064.html