スキップしてメイン コンテンツに移動

エンゲージメント詐欺に注意

結婚(婚約)詐欺でなく「エンゲージメント詐欺」。このところ広告業界で流行の兆しがある。何度かだまされそうになったし、逆にだましそうになったこともある。広告業界には話術に長けたひとが多く注意が必要だ。会話の中で1分間に5回くらいエンゲージメントという言葉が出てきたら、エンゲージメント詐欺である可能性が高い。腰に手を当ててエンゲージメントを語るひとがいたら、マーケティングの潮流に精通したプロフェッショナルか、完全なエンゲージメント詐欺師のどちらかだ。エンゲージメント詐欺師は、数値で明示しにくいもやもやした広告効果をエンゲージメント効果と呼んだり、これまで理解度や好意度と呼んでいた指標をエンゲージメント度と言い換えて聞き手を惑わす。エンゲージメントの明快な定義は共有されていないため、聞き手は話し手の意図を正確に汲み取りにくい。詐欺師はそこにつけこんで反論の余地を与えない。エンゲージメント詐欺から身を守るには、エンゲージメントを別の言葉で置き換えてもらうとよい。一方、詐欺師にならないため、できるだけ自分自身の言葉で考えて話したい。エンゲージメントという概念はまったく否定しないが、便利な魔法の言葉なので使い方に気をつけたい。

このブログの人気の投稿

「TikTok Shop」の国内売上、初年度500億円の見込み

studio15は、6月末から日本でも提供が開始された「TikTok Shop」の初年度の流通取引総額を約500億円と予測。 TikTok Shop日本市場、ローンチ後1年で約500億円規模へ https://studio15.co.jp/news/20251016 Blinxやライブコマースも市場規模を推計している。 Blinxの発表 https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/168016 ライブコマースの発表 https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/163027

マイクロソフト広告のパートナー賞、日本勢が受賞

マイクロソフトが「Microsoft Advertising Partner Awards」の2025年の受賞パートナーを発表。アジア太平洋地域部門で、日本からサイバーエージェント、トランスコスモス、電通デジタル、Hakuhodo DY ONE、WACULが受賞した。昨年までは日本からの受賞はなかったが、今年から日本でもパートナープログラムが開始されたことで対象になり、上位のエリートおよびセレクトパートナーが候補になったようだ。 2025 Partner Awards: APAC winners announced https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/october-2025/2025-partner-awards-apac-winners-announced