エイジェンシードットコムは、サブウェイのインタラクティブアカウントの獲得にあたり、チームを紹介する5分のビデオの制作を依頼されたらしい。しかし、彼らは9分のビデオを制作してユーチューブで公開した。スタッフがサブウェイの店員になったり、街でインタビューしたり、サブウェイのために精力的な姿勢が収録されている。このビデオが広告業界で話題に。賛否両論。彼らはバイラルビデオだと言っているがこんなのバイラルじゃないだとか、いやこれだけ話題になっているんだからバイラルだとか。広告会社が他社のコンペに対応するために既存クライアントの仕事を中断することがよくわかるだろうとか。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/