「アジアのカンヌ」との呼ばれるアジアパシフィック広告祭。今年は2005年3月10日から12日にかけて開催された。インタラクティブ部門に対する日本からの応募については、消費者向けウェブサイトカテゴリーでヤマハ(ビジネス・アーキテクツ)とトヨタ(太陽企画)が銀賞、小川義文ウェブサイト(太陽企画)と日産(太陽企画)とアウディ(太陽企画)が銅賞、ビヨンドザバナーカテゴリーでナイキ(大広)が銅賞を受賞した。なお、フィルム部門には1,003件の応募があり、味の素スタジアム(電通)が大賞を受賞。
ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html