スキップしてメイン コンテンツに移動

WPP、24/7リアルメディアを買収

2007年5月17日、WPPによる24/7リアルメディアの買収が合意にいたったようだ。買収額は6億4,900万ドル。24/7リアルメディアの買収にはマイクロソフトも参戦して、買収額が10億ドルになると噂されていたが、それを下回った。24/7リアルメディアは1995年の設立。12カ国に20のオフィスがあり、広告配信管理技術、広告配信ネットワーク、検索マーケティングを手掛けている。2006年の売上は2億20万ドル、2007年の売上は2億6,500万ドルから2億7,500万ドルの見通し。売上の50%は検索マーケティングによるもの。広告配信プラットフォームの世界シェアは、首位であるダブルクリックの45%に次いで24/7リアルメディアが25%を握っているという。
------------------------------
24/7 Real Media
http://www.247realmedia.com/
------------------------------
これまでWPPは、ビデオエッグ、ワイルドタンジェント、スポットランナーなどに投資しているが、ピュブリシスによるディジタスの買収、グーグルによるダブルクリックの買収、ヤフーによるライトメディアの買収などと比較すると、デジタル分野での存在感はなかった。WPPは、日本でアサツーディ・ケイの株式の20%を保有しているが、24/7リアルメディアは電通とアジアで検索マーケティングを展開している。

このブログの人気の投稿

クリエイター広告、多くは推奨要件を満たさず

クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/

Meta Festival Japan 2025

メタが5月に開催したマーケッター向けイベントより。消費者が新しい商品を発見するチャネルとして、ソーシャルメディアの重要性が高まっている。広告認知に必要な時間は、高齢者は4.2秒だが、若年層は1.4秒。広告認知を最大化させるには、2秒以下で4回見てもらうのが効果的。 Meta Festival Japan 2025 https://events.atmeta.com/M4BJP 「Meta Festival Japan 2025」多方面からみえたパーソナライゼーションの重要性 https://www.videor.co.jp/digestplus/article/ad-marketing250619.html https://webtan.impress.co.jp/e/2025/07/04/49571

SNS運用AIエージェント「SOCIAI」

ADKマーケティング・ソリューションズが、ソーシャルメディアのアカウントを自動運用するAIエージェント「SOCIAI」を提供。 投稿の作成から分析、学習までを対応する⾃律型の仮想アシスタント。gmlabsと開発。 SOCIAI https://sociai.bynest.jp/ https://www.adkms.jp/news/20250710-2/