話題のジューストを試用してみた。P2Pの技術を採用しているだけあって、ビデオは予想以上に快適に視聴できた。任意のキーワードで検索すると、番組と並列して広告もリストされた。コンピューターや自動車と検索してみて、ヒューレットパッカード、インテル、オペルのビデオ広告を確認した。多数の広告を見つけられなかったのは、日本から視聴していることや性年齢といった属性によって制限を受けているからかもしれない。ビデオ広告の再生中にプレイヤー上部の「Explore this program's interactive feature」をクリックすると、画面に透過レイヤーが被さり、ウェブサイトへのリンクなどが現れた。このレイヤーでは、ゲームなどの高度なインタラクションもできるという。プレイヤー下部の「Show information about the program」をクリックすると、テキストによるビデオ広告の紹介が現れた。そこには「Joost Link」という、そのビデオ広告のユニークなアドレスも含まれている。これらのビデオ広告はプリロールやミッドロールとして強制挿入されると考えられるが、その条件は不明。広告だらけにならないように挿入頻度などは配慮されるはず。広告主にはどのように広告を買い付けるのか。一般のテレビと同じように、視聴者の居住地、チャンネルや番組、日時の指定はできるのでは。性年齢といった視聴者の登録属性の指定、番組メタデータとのマッチング、視聴履歴に基づくターゲティングまでできるかもしれない。
センサータワーが、日本のインスタグラム、フェイスブック、ティックトック、Xの広告費の推計を公開。2023年11月から2024年10月までの12カ月間の広告費について、インスタグラムは26億ドル、フェイスブックは9億ドル、ティックトックは5億ドルと推計している。Xは、広告のインプレッションではティックトックを上回っているが、広告費としてはティックトックの半分程度であることがグラフから読み取れる。あくまで推計であり、各プラットフォームの実際の広告売上は分からない。 2024年日本のデジタル広告インサイト https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000100064.html