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ワンショウ、偽広告の応募に罰則

世界的な広告賞であるワンショウを主催するワンクラブは、DDBブラジルによる世界自然保護基金の「津波広告」問題を受け、2010年から偽広告の応募に対して厳重な罰則規定を用意するという。架空の広告主向けに制作した広告や、広告主の許諾を得ずに出稿した広告を応募した場合、応募禁止5年。広告賞への出品条件を満たすために深夜に1回だけ放送された広告や、広告会社が自費で掲載した広告が応募された場合、応募禁止3年。詳細は不明だが、誰も目にしないところに数時間だけ掲載されたようなオンライン広告も、偽広告と判断されうるだろう。

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線形ファネルから影響マップへ

ボストンコンサルティンググループが、線形ファネルから影響マップへの移行を提唱している。これまでマーケッターは、認知から購買に至る消費者ジャーニーを直線的なファネルとして捉え、そこにさまざまなタッチポイントを強引に当てはめてきた。その旧来モデルは、戦略、予算配分、コミュニケーションを簡便に管理できて有用だが、リソース配分やメッセージの誤りにより機会を逃すリスクがある。消費者の複雑なジャーニーに対応する柔軟なフレームワークとして、影響マップを提唱している。 It’s Time for Marketers to Move Beyond the Linear Funnel https://www.bcg.com/publications/2025/move-beyond-the-linear-funnel 影響マップは、ストリーミング、スクロール、検索、ショッピングを消費者の主要な4つの行動として挙げ、それらが認知から購買までの過程の複数の段階で重複して影響を及ぼしていることを整理する。タッチポイントの影響力は、注視度、関連度、信頼度で決まる。影響力とリーチを組み合わせ、タッチポイントの優先順位を考える。複雑なアプローチになるが、AIの活用により実行できるとしている。 旧来の線形ファネルでは、「認知獲得に有効なのはビデオ。ユーチューブで認知を獲得しよう」という発想になりがちだが、グーグルによるとユーチューブは購買プロセスの全体に影響を与えているという。注視度、関連度、信頼度のそれぞれで、ユーチューブは消費者に高く評価されているという。 The new rules of influence: Rethinking the consumer journey https://business.google.com/us/think/search-and-video/video-influence-on-consumer-purchase-decision-process/

サイバー、広告レポート作成のAIアシスタントを提供

サイバーエージェントが、広告のレポートを作成するAIアシスタント「シーエーアシスタント」を広告主に提供。AIとの対話を通じて、広告主がいつでも自由にレポートを生成できる。分析コメントやグラフまでAIが生成する。 https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=32299

インスタグラムに再投稿(リポスト)機能

インスタグラムは、フィード投稿やリールを再投稿(リポスト)できる機能を追加した。Xのリポスト(旧称:リツート)機能と同じように、再投稿したコンテンツは友達やフォロワーのフィードにおすすめとして表示される。リポストは、Xの「拡散」や「バズ」といった特長を支える象徴的な機能だった。今後はインスタグラムでも「拡散」や「バズ」を期待しやすくなるかもしれない。なお現時点では、インスタグラムの広告にはまだ再投稿機能は追加されていない。 New Instagram Features to Help You Connect https://about.fb.com/news/2025/08/new-instagram-features-help-you-connect/ Instagram、コンテンツの再投稿ができる機能やInstagramマップなど、友達とつながるための新機能をローンチ https://about.fb.com/ja/news/2025/08/new-instagram-features-help-you-connect/