スキップしてメイン コンテンツに移動

日本企業はソーシャルメディア対応できていない

「ad:tech Tokyo」でキーノートを務めたフォレスターリサーチのジョシュバーノフ氏が、日本に滞在した印象をブログで紹介している。日本の消費者はソーシャル分野に積極的に関与しているのに、企業の対応は遅れていると感じたようだ。日本企業のソーシャルメディア対応が低調な原因について、次のように分析している。図星。
------------------------------
Japanese companies are famous for their tendency to look for strong agreement before moving forward, but social applications generate a fair amount of discomfort for companies. In other words, social activity by companies includes risk, and the individuals in Japan who are comfortable with these risks – mostly younger individuals – don't have much power.
------------------------------
この状況を打開するには、まずソーシャルメディアを活用しないリスクがあることを企業の幹部が認識しなければならない。そのうえで、ソーシャルメディアを活用するリスクとその低減方法を正しく理解すべきだ。しかし、リスクを低減しても失敗はありうる。幹部が自らリスクや失敗を許容する姿勢を示して、若手に権限を付与するべきだろう。若手のほうが、ひとりの消費者としてソーシャルメディアの価値を理解している。誰もがリスクをとる意思のない企業に対しては、外部からもリスクのある提案はできない。

このブログの人気の投稿

TikTokの広告収益、4割は米国利用者が貢献

イーマーケッターによると、ティックトックの利用者の10%を占めているアメリカの利用者は、ティックトックの広告収益の41%を生み出している。 US TikTok users are worth 4x more to advertisers than the global average https://www.emarketer.com/content/us-tiktok-users-worth-4x-more-advertisers-than-global-average

クリエイターエコノミー広告費、2025年は371億ドル

IABが、クリエイターエコノミーの広告費と戦略を分析したレポート「2025 Creator Economy Ad Spend & Strategy Report」を発行。アメリカにおいてクリエイターエコノミーの広告費は急増しており、2025年は前年比26%増の371億ドルとなる見込み。ブランドは、クリエイターへの支出を、ソーシャルメディアと検索広告に次いで不可欠なものと認識している。ブランドは、評判やオーディエンスとの合致度を頼りにクリエイターを選定しているが、クリエイターの選定はクリエイターマーケティングで最も難しい課題だと感じている。 Creator Economy Ad Spend to Reach $37 Billion in 2025, Growing 4x Faster than Total Media Industry, According to IAB https://www.iab.com/news/creator-economy-ad-spend-to-reach-37-billion-in-2025-growing-4x-faster-than-total-media-industry-according-to-iab/