スキップしてメイン コンテンツに移動

なぜ広告はクリックされなくなったか

2006年11月2日にイギリスのIABが開催したセミナー「Branding vs. direct response」における、アイブラスターのプレゼンテーション。
------------------------------
Why the world stopped clicking...
http://www.iabuk.net/media/images/Whytheworldstoppedclicking_1327.ppt
------------------------------
リッチメディア広告が増加しているが、エクスパンダブルバナー広告のようなオーディエンス主導の広告がその中心であり、ウザい広告と批判されるフローティング広告は減少している。クリック率はリッチメディア広告であっても低下傾向にあり、平均すると1%を下回っている。それは、オーディエンスが成熟したから。そこで、引いてダメなら押してみよう。消費者を広告主のウェブサイトへ無理に引き寄せるより、消費者がいるところにコンテンツを届けるのだ。車窓から看板を見てもバスから降りるはずがないのだから。パブリッシャーのページ内ユニットでブランド体験を提供できるなら、クリックされなくてもよい。その代わり、無意識のインプレッションと意識的なクリックだけで評価するのでなく、その中間にあるエンゲイジメント(広告接触後の意識の変化)やインタラクション(クリックする手前の広告への関与行動)も測定すべき。クリック率0%時代に備えよ!

このブログの人気の投稿

ウォールドガーデンか、オープンインターネットか

ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html

#じゃがりこリズムチャレンジ

カルビーが「じゃがりこリズムチャレンジ」キャンペーンを開催。テレビ広告のリズムに合わせたビデオの投稿を募っている。ティックトックのキャンペーンツールはマインドフリー「TikQ」を採用。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001454.000030525.html