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9月, 2004の投稿を表示しています

RSSフィードに広告を組み合わせたサービスが登場

2004年9月21日、モアオーバーテクノロジーズは無料のRSSニュースフィードサービスの開始を発表した。RSSとして受け取るコンテンツアグリゲーションサービスだ。文脈に沿った広告が1日に1回だけ挿入される。広告はカヌードルから配信されているようだ。

新聞社サイトの広告効果

新聞社の業界団体であるNAAが、新聞社サイトの広告効果を証明するために作成した報告書。ダイナミックロジックが2003年に測定したキャンペーンを分析したもの。金融サービスや旅行カテゴリーについては、新聞社サイトに出稿されたものはノームを大きく上回るブランディング効果が確認された。自動車カテゴリーについては、新聞社サイトに出稿されたものは購買意向喚起のスコアがノームを上回った。フリークエンシーの効果やリッチメディアの効果にも言及している。

テレビ・インターネット・雑誌を組み合わせる効果

ダイナミックロジックはテレビのみのキャンペーンにインターネットや雑誌を組み合わせたときのブランディング効果を、8つの調査から求めた。インターネット広告はテレビ広告や雑誌広告よりも認知されにくかったが、ブランド認知向上には寄与していた。購買意向喚起については、雑誌広告が大きく貢献していた。

IABのXMOSをARFが継承

IABのXMOSは、マーケティングエボリューションが開発したクロスメディア効果測定手法。今後はインターネット広告業界団体のIABでなく、各メディアに中立的な立場のARFが推進していくという。

コンテクストウェブ、文脈ターゲティング広告に参入

2004年9月20日、コンテクストウェブは文脈ターゲティング広告市場への参入を表明した。この記事の原文では、リアルタイムで文脈を判定する特長についても言及されている。コンテンツの更新頻度が高いパブリッシャーにとっては魅力だろう。

オーバーページ広告のガイドラインが完成

2004年9月21日、IABはエクスパンド広告やフローティング広告をはじめとする画面を覆うリッチメディア広告のガイドラインを完成させた。音声コンテンツに挿入する場合を除いて、広告の音声は自動再生させない。クローズボタンかスキップボタンを付ける。エクスパンド広告やフローティング広告のアニメーションは15秒以内とする。

米国ネット広告費、2004年上半期に40%拡大

2004年9月20日、IABはアメリカの2004年上半期のインターネット広告費を発表した。第1四半期は22.3億ドル、第2四半期はそれを6%上回る23.7億ドル。上半期では46億ドルとなり、前年同期より39.7%の伸び。市場の成長を牽引しているのは検索連動型広告。第2四半期の検索連動型広告費は前年同期より97%増大して、インターネット広告費の40%を占めるようになった。

ユニキャストの広告フォーマットのノーム

ユニキャストは広告フォーマットごとのクリック率などのノームを四半期ごとに公開している。2004年第2四半期のビデオコマーシャルのインタラクション率は24%、広告表示時間は13%、第1四半期のそれより向上した。

インターネット広告予算拡大の見込み

2004年9月14日、ミルウォードブラウンはアイメディアコミュニケーションズのカンファレンスにおいて、マーケティングとメディアの予算についての調査結果を報告した。企業やブランドのマーケティングとメディアの予算を管理するマーケッターに対する調査。2005年にインターネット広告予算を拡張するとの回答が54.1%。

サイバーエージェント、アメーバブログを開始

2004年9月15日、サイバーエージェントは新しいブログサービスを開始した。アクセス数やトラックバック数によってブログをランキングして、上位ブログには現金を還元する。後発ゆえの人気コンテンツ不足を挽回する計画だ。社長の藤田氏のブログはライブドアに開設されていたが、アメーバブログに移転した。現在のところ、皮肉にも彼のブログがランキング1位。

ペイパーコール方式の検索連動型広告

2004年9月14日、ファインドホワットはペイパーコール(通話課金)方式の検索連動型広告を開始すると発表した。インジニオとの提携により実現した。関連カテゴリーと地域を指定して入札する。検索結果ページに電話番号が表示され、その番号への通話単位で課金される。ウェブサイトを構築していないような地方の小規模事業者については、これまでのペイパークリック(クリック課金)方式では顧客にできなかった。

タコダ、行動ターゲティングの標準化を提案

行動ターゲティングの市場を拡大するためには、概念や手法の標準化が不可欠といわれる。標準化されれば、複数サイトを横断する行動ターゲティングを計画しやすくなる。そこでタコダシステムズは、2004年9月13日、標準的なターゲットの分類を提唱した。タコダターゲットと名付けられた分類は22分類。訪問コンテンツのフリークエンシーとリーセンシーによって判別される。タコダはこのガイドラインを、顧客メディア、広告主、広告会社などによるタスクフォースで開発したという。しかし、タコダの競合のレベニューサイエンスはこの動きに反発した。単純にターゲットの分類名を考えただけのガイドラインは、むしろ市場の成長を妨げると主張。独立機関主導の標準化が期待されるが、その道は険しいという。

ウェザードットコムの広告商品開発

ウェザーチャンネルのウェザードットコムは、アドバトリアルやパーソナライズド広告によってマーケッターの心をつかもうとしているという。検索された地域の天候に応じて露出する広告を差し替えることもできるようだ。同社のウェブサイトにて確認したところ、その手法はウェザートリガードと呼ばれている。気温によるターゲティングもできる。

自分向けの広告を受け取りたいがプライバシーも重要

行動ターゲティングのレベニューサイエンスは、ポネモンインスティチュートとチャペルアンドアソシエイツとともに、インターネット広告とプライバシーについての調査を実施した。消費者はインターネット広告の氾濫にフラストレーションを抱えている。自分の興味と関係のある広告を受け取りたいが、個人情報を提供することにはためらいがある。報告書をダウンロードできる。

掲載位置や大きさが左右する広告の注目度

ポインターインスティチュートは2003年12月、エストローセンターやアイツールズとともに、ニュースサイトの閲覧行動についてアイトラッキング調査を実施した。ページの左部や上部の広告には、過半数のひとが視線を落とした。編集コンテンツからの距離が離れた広告には視線が届きづらかった。ルックアンドフィールを編集コンテンツに溶け込ませた広告は視線を引き付けた。

サイバーエージェント、ブログ連動広告を開始

2004年9月8日、サイバーエージェントはブログのコンテンツと関連性の高い広告を配信するサービスを開始することを発表した。サービス名はブログクリック。ドリコムと技術提携した。 ドリコムブログやシーサーブログに対して広告が掲載される。

ウィンドウズXPのSP2によりポップアップ広告は衰退か

2004年9月1日、マイクロソフトはウィンドウズXPのサービスパック2(日本語版)をリリースした。セキュリティが強化された。インストールすると、ポップアップのブロック機能が有効になる。ポップアップ広告は衰退せざるをえない。また、アウトルックエクスプレスでは、HTMLのブロック機能が有効になる。利用者が許可しないと、HTMLメールの画像は表示されない。ウェブビーコンによってメールアドレスの有効性を確認したり開封率を測定することができなくなる。

バナー広告が確実に見られているという証明

2004年8月、バニーフットユニバーサリティーはバナー広告の認知についての研究報告をまとめた。被験者100人の視線を追跡したところ、ウェブページ閲覧時間の21%は広告を見つめていた。また、被験者の45.5%は閲覧したページに広告があったことを覚えており、10.9%は助成なしに広告を挙げることができた。接触したすべての広告を提示すると、そのうち26.9%は認知されていた。これらの情報はバニーフットユニバーサリティーが送付してきた報告書によるもの。後日同社サイトに掲載されると思われる。

ウェブトレンズ7の日本語版発売へ

アイ・ティ・フロンティアは、ネットアイキューのログ解析ソフト「ウェブトレンズ7」の日本語版を10月1日より発売する。同製品は、8月に発表されたクリックZマーケティングエクセレンス賞において最優秀エンタープライズ解析ツール賞を受賞している。製品のデモンストレーションを含むセミナーが10月6日に予定されている。

未来検索ライブドアに検索連動型広告

2004年8月31日、ライブドアはブログ検索エンジンの未来検索ライブドアにJリスティングの検索連動型広告を掲載しはじめたことを発表した。ブログ検索エンジンへの検索連動型広告の掲載は日本初。

CCI、チェックメイトの新広告配信ソリューションを提供

2004年9月1日、CCIは提携しているチェックメイトから新広告配信ソリューションのライセンスを取得したと発表した。アドバンテージと呼ばれるそのソリューションは、バナー広告からリッチメディア広告までを一元管理でき、広告在庫管理に優れているという。