大柴ひさみ氏の著書「YouTube時代の大統領選挙」をいただいた。アメリカ在住のマーケッターが見たオバマキャンペーンのドキュメント。著者がブログに投稿した記事の変遷を通じて、市民を巻き込んだオバマ旋風を追体験できる(著者がオバマ氏の支持者であることを割り引いて読むべきかもしれないが)。この本の中では「インスパイア」という表現がよく出てくる。オバマ氏の言動が市民をインスパイアするというのは、感激させたりその気にさせたりするという意味だ。オバマ氏の政策にインスパイアされたというよりは、正直に本音で向き合おうとする真摯な態度、ソーシャルメディアで直接会話しようとする姿勢にひかれていったように感じられる。「Yes We Can」というスローガンに象徴されるように、「I」でなく「We」を主語として語りかけたことが、市民に共感や自信を与えたようだ。オバマ氏をひとつのブランドととらえれば、オバマキャンペーンの成功はマーケッターにとって示唆に富んだケーススタディになるだろう。大統領就任直後にホワイトハウスのウェブサイトの運営方針として打ち出されたキーワード「Communication」「Transparency」「Participation」は、オバマ氏の施政方針でもあろうし、多くのブランドが消費者とのエンゲージメントを得るために満たすべき属性ともいえるのではないだろうか。
アクセンチュアが、モバイルアプリなどのデジタルサービスの企画開発を手掛けるゆめみの買収に合意。 アクセンチュア、株式会社ゆめみの買収に合意 https://newsroom.accenture.jp/jp/news/2025/release-20250508 アクセンチュアによる買収に合意 https://www.yumemi.co.jp/acn2025 アクセンチュアは合意の条件を非公開としているが、ゆめみの株式の49.8%を保有するセレスは、保有する全株式を約37億円でアクセンチュアに譲渡すると公表している。 連結子会社の異動(株式譲渡)および特別利益の計上に関するお知らせ https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250508534397.pdf 株式会社ゆめみの株式譲渡補足説明資料 https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250508534424.pdf https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/02485/