2009年7月6日、BTがフォームの行動ターゲティング技術の採用を見送るという報道があった。経営資源を次世代高速ネットワークの開発に割り当てるためというが、プライバシー問題で批判を受けたことが影響しているだろう。BTは今後もフォームの採用を検討するとのことだが、国内の有望な顧客から距離を置かれたフォームは、韓国をはじめとする海外戦略に活路を見出さざるをえない。この日だけで、フォームの株価は40%も下落。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/