スキップしてメイン コンテンツに移動

ISPベースの行動ターゲティング広告とは

多数のインターネットサービスプロバイダー(ISP)が、会員のオンライン行動に基づく行動ターゲティング広告の試用を始めているという。ISPにその技術を提供しているのは次のような企業。
------------------------------
NebuAd
http://www.nebuad.com/
Phorm
http://www.phorm.com/
Front Porch
http://www.frontporch.com/
Project Rialto
http://www.projectrialto.com/
------------------------------
これらの企業はISPのネットワークにハードウェアを接続して、会員のオンライン行動を収集および蓄積。それを広告のターゲティングに利用できるようにする。技術提供だけでなく広告販売を支援することもある。ネビュアドは、バリュークリックのような広告ネットワークから安価な広告在庫を仕入れ、行動ターゲティング広告として再販売する。その利益をISPと分配する。既存のクッキーベースの行動ターゲティングは、パートナー契約を結んだウェブサイトにおける行動しか捕捉できない。しかし、ISPベースの行動ターゲティングは、すべてのウェブサイトにおける行動が分析の対象になる。ISPはインターネット広告市場拡大の恩恵を受けてこなかったため、この新収益モデルには強い関心を寄せているという。懸念されるのはプライバシー問題。この手法が消費者に広く知られることになれば、フェイスブック以上の反発を招くかもしれない。

このブログの人気の投稿

ウォールドガーデンか、オープンインターネットか

ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html

#じゃがりこリズムチャレンジ

カルビーが「じゃがりこリズムチャレンジ」キャンペーンを開催。テレビ広告のリズムに合わせたビデオの投稿を募っている。ティックトックのキャンペーンツールはマインドフリー「TikQ」を採用。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001454.000030525.html