マイクロソフトが食料雑貨店のショッピングカートに広告を配信する試験を開始したという。ショッピングカートの位置と購買履歴に基づいて適切な広告やクーポンを配信する。例えば、飲料売場の近くにいて過去にコカコーラを買ったことがある客にはコカコーラゼロを案内する。ショッピングカートには店舗のロイヤルティカードの読取装置が付属しており、客の購買履歴はそこから取得する。アトラスのクッキーとひもづけることにより、オンラインの広告接触履歴とオフラインの購買行動の関係を分析できるかもしれないという。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/