2005年5月26日、カナダのIABはクロスメディア調査シリーズであるCMOSTの最新調査結果を発表した。今回はユニリーバ(ダブ)の女性向けスキンケアの新商品ラインについて。テレビ広告と雑誌広告の組み合わせにインターネット広告や屋外広告を加えることで、広告認知率は上昇した。テレビ広告と雑誌広告とインターネット広告を組み合わせることにより、テレビ広告だけよりもブランドの理解を促進できた。インターネット広告の購入意向喚起力はテレビ広告を上回っていたが、購入意向を最大化させるにはテレビ広告と雑誌広告とインターネット広告を組み合わせることが効果的だった。テレビ広告は35才から49才へのリーチが優れていたが、インターネット広告は18才から34才へのそれが優れていた。シミュレーションによると、テレビ広告と屋外広告の予算を減らして雑誌広告とインターネット広告の予算を増やせば、ブランド認知率をより効率的に上昇させられた。総予算の40%をインターネット広告に集中させれば、ブランド認知率は最大になっていた。
電通が、北欧の15ブランドを対象に、ティックトック広告の短期的および長期的な売上への影響をマーケティングミックスモデリングで分析した。短期的な売上に注目すると、75%の広告主にとってティックトックは投資利益率が最も高いチャネルだった。長期的な売上に注目しても、ティックトックは平均以上の投資利益率が確認された。また、クリエイティブによる売上への影響を明らかにするため、プロが制作した広告、販促メッセージを含めた戦術的UGC、販促メッセージを含めないストーリーテリングUGCを比較したところ、ストーリーテリングUGCの成果が最も高かった。ストーリーテリングUGCは視聴時間や注目を得やすく、記憶に残るため、将来の購入意思決定に寄与すると考えられる。 From Storytelling to Sales: Short and Long-Term ROI of TikTok Advertising https://ads.tiktok.com/business/en-US/blog/tiktok-dentsu-from-storytelling-to-sales-nordics https://issuu.com/tiktokforbusinesseu/docs/tiktok_dentsu_from_storytelling_to_sales