スキップしてメイン コンテンツに移動

行動ターゲティングの情報開示の技術仕様

IABとNAIが、行動ターゲティング広告について情報開示を行うための技術仕様を公開した。行動ターゲティング広告にクリッカブルなアイコンを表示して情報を開示する方法は2009年7月に提唱していたが、その技術仕様にあたる。広告配信の主体組織、広告ポリシーの掲示場所、オプトアウトの方法などの情報を含んだメタデータを、行動ターゲティング広告とともに配信する。
------------------------------
CLEAR (Control Links for Education and Advertising Responsibly) Ad Notice Technical Specifications
http://www.iab.net/clear/
------------------------------
広告マーカーと呼ばれるアイコンとテキストは、広告の右肩(広告の内側または外側)に表示する。それがクリックされたときは、広告インタースティシャルとして、前述のメタデータの情報を表示する。広告インタースティシャルは、広告にオーバーレイさせるか独立したウェブページとする。
------------------------------
広告インタースティシャルをオーバーレイとして用意する例(レクタングルの右肩をクリック)
http://green.yahoo.com/living-green/
広告インタースティシャルをランディングページとして用意する例
http://info.yahoo.com/privacy/us/yahoo/relevantads.html
------------------------------
このような自主規制が、そのうち日本でも必要になるかもしれない。

このブログの人気の投稿

インスタグラム、リールを優先

インスタグラムは、月間利用者数が30億を超えたと発表。同時に、アプリ起動時にリールを優先して表示する試験をインドで開始することを明らかにした(先日公開されたiPad用アプリと類似の仕様)。また、グローバルでも機能の構成を見直し、DMをナビゲーションバーの中央に配置する。 In India, Instagram debuts a Reels-first experience for its mobile app https://about.fb.com/news/2025/09/in-india-instagram-debuts-a-reels-first-experience-for-its-mobile-app/ インスタグラムの責任者であるアダムモッセーリ氏によると、インスタグラムの成長はDMとリールとおすすめが牽引している。今回の変更はその動向を反映したものといえよう。 View this post on Instagram A post shared by Adam Mosseri (@mosseri) 各種プラットフォームのナビゲーションバーの配置は、サービス提供者の期待や思惑が反映されるため、注目している。ユーチューブやティックトックなど、新規投稿ボタンをナビゲーションバーの中央に配置するものが多いが、インスタグラムはDMを中央に配置することにした。Xは「Grok」を中央に配置していて、AIアシスタントに注力していることが分かる。一方、LINEヤフーは「LINE」のナビゲーションバーの中央を「VOOM」から「ショッピング」に変更する予定だ(2025年度第2四半期決算説明会資料より)。縦型短尺ビデオの流行に対応すべく「VOOM」を前面に打ち出したものの、競合のティックトックなどは強力であり、ショッピングに勝ち筋を見つけようとしているのではないか。

絶対にバズるSNS「Y」

松竹が映画「俺ではない炎上」のプロモーションとして、生成AIを活用したコンテンツ「絶対にバズるSNS」を公開。理不尽な粗探しの思考プロセスを学習させたAIが、投稿画像1枚から炎上シナリオを自動生成する。体験人数の上限に達したとのことで短期間で終了したが、斬新な炎上疑似体験として話題に。no planが企画制作。 https://note.com/noplan_inc/n/n74fcba7fad3a

Mastercard Commerce Media

マスターカードが「Mastercard Commerce Media」を発表。コマースメディア機能を備えた決済ネットワークとして、スマートでパーソナライズされたコマースを推進する。2万5,000社の広告主と5億人の登録消費者を抱えており、マスターカードが処理する取引(2024年は1,600億件以上)から得られるインサイトを活用して、幅広い広告主に成果を提供する。シティ、WPP、アメリカン航空、マイクロソフトと戦略的に連携。適切な消費者にパーソナライズされたオファーを提示し、登録カードによる決済で成果となる。 Powering smarter and more personal advertising with Mastercard Commerce Media https://www.mastercard.com/us/en/news-and-trends/press/2025/september/powering-smarter-and-more-personal-advertising-with-mastercard-commerce-media.html Mastercard Commerce Media built for trusted results https://www.mastercard.com/us/en/business/consumer-acquisition-and-engagement/mastercard-commerce-media.html