2008年2月20日、電通が「2007年日本の広告費」を発表。2007年の総広告費は前年比101.1%の7兆191億円。マスコミ4媒体広告費は前年割れしたが、インターネット広告費は前年比124.4%の6,003億円。インターネット広告費の内訳は、媒体費が4,591億円(うちモバイル広告費621億円、検索連動広告費1,282億円)、制作費が1,412億円。今回から媒体別広告費の推定範囲が改訂されている。インターネット広告費については、広告制作費も推定されるようになった。広告制作費を含むインターネット広告費は、すでに2006年に雑誌広告費を上回っていたことが確認された。
ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html