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キャンペーンプランニングで大切にしたい視点

広告コミュニケーションの成功要件はいろいろあるだろうが、このところ大切にしたいと思っていることをメモしておく。
▼情報提供(体験創出)の順序とタイミングを工夫する
恩田睦の小説『夜のピクニック』に「世の中、本当にタイミングなんだよな。順番といってもいいけど」という台詞がある。これは広告キャンペーンでも同じだろう。適切なメディアで適切なメッセージを届けたいわけだが、メッセージを送る順序やタイミングによって届く価値は変化する。時間という概念を丁寧に扱いたい。
▼企業の本気度(熱意)を伝える
稲垣正夫は『「全員経営」のすすめ』において「営業成績は訪問頻度×滞在時間に比例する」と述べている。熱意はひとを動かすと信じたい。消費者が企業の本気度を判断する尺度として、ヒト(売り手が見える)、モノ(商品価値)、カネ(投資額)、情報(自分向けの情報)、時間(継続性)などが考えられる。特に注目したいのはヒト。経営者参加型または従業員参加型のキャンペーンが消費者の心を動かすのではないか。
▼消費者もメディアととらえる
セス・ゴーディンは『バイラルマーケティング』において「顧客間のネットワークに火を付け、あとは邪魔せず横にどいて、顧客同士に話をさせるのだ」と述べている。消費者にメッセージを送り届けるだけでなく、その消費者がメッセージを送り出すような設計が求められている。キャンペーンの演出でなく脚本そのものにソーシャルメディア最適化の視点を取り込みたい。

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電通グループ、新購買行動モデル「AIJES」を提唱

電通グループの4社(電通、電通デジタル、電通総研、電通マクロミルインサイト)が、AI時代における新しい購買行動モデル「AIJES」を提唱。「AIJES」は、Archive(蓄積)、Interaction(問答)、Judgment(判断)、Engagement(参加)、Score(評価)で構成される。 国内電通グループ、AI時代の新購買行動モデル「AIJES」を提唱 https://www.dentsu.co.jp/news/release/2026/0910-011097.html 電通が2004年に提唱した既存モデル「AISAS」を進化させたものとしては、直近では日経BP「日経クロストレンド」が「AICAS」を発表している。「AICAS」は、Ask(相談・質問)、Interest(興味)、Confirm, Check(確認)、Action(購買)、Share(共有)で構成される。 日経クロストレンド、AI時代の新たな消費者購買行動モデル「AICAS」を提唱 500人への独自調査から見えた、生成AI起点の購買行動の変化を体系化 https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/newsrelease/corp/20260415/ 生成AIにより、購買行動プロセスにおけるSearch(探す)はAsk(尋ねる・頼む)に変化して、より手前の行動になっていると考える。適切なキーワードを想起するだけの情報がない段階でも、生成AIとの対話を通じて答えに近づくことができる。グーグルは「Ask Maps」や「Ask YouTube」のように、各種サービスに生成AIを組み込みつつあるが、それらの機能名で使用している単語もAskだ。この「SearchからAskへ」という変化を素直に反映している日経BPの「AICAS」は、電通グループの「AIJES」よりも共感でき、納得できる。 高広伯彦氏の提案する購買行動モデル「CHARTER」でも、Askが採用されており、参考にされたい。 生成AI時代の購買行動モデルを考える〜CHARTER model https://note.com/mediologic/n/n28e7272e9d10