2007年2月20日、電通が「2006年日本の広告費」を発表した。インターネット広告費は前年比29.3%増の3,630億円(うちモバイル広告費390億円、検索連動型広告費930億円)。マス4メディアはすべて前年を下回った。新聞は屈辱の1兆円割れ。雑誌も減少に歯止めがかからず、2007年はインターネットに抜かれる見通し。すでに総合広告会社のビジネスは破綻している。沈み始めた船から助かるには、船に開いた穴を補修する、荷物を捨てて船を軽くする、救命ボートで逃げる、などの手が考えられる。沈み始めていることに船長が気付いていないなら、船員は自分で判断して行動するしかない。
電通が、北欧の15ブランドを対象に、ティックトック広告の短期的および長期的な売上への影響をマーケティングミックスモデリングで分析した。短期的な売上に注目すると、75%の広告主にとってティックトックは投資利益率が最も高いチャネルだった。長期的な売上に注目しても、ティックトックは平均以上の投資利益率が確認された。また、クリエイティブによる売上への影響を明らかにするため、プロが制作した広告、販促メッセージを含めた戦術的UGC、販促メッセージを含めないストーリーテリングUGCを比較したところ、ストーリーテリングUGCの成果が最も高かった。ストーリーテリングUGCは視聴時間や注目を得やすく、記憶に残るため、将来の購入意思決定に寄与すると考えられる。 From Storytelling to Sales: Short and Long-Term ROI of TikTok Advertising https://ads.tiktok.com/business/en-US/blog/tiktok-dentsu-from-storytelling-to-sales-nordics https://issuu.com/tiktokforbusinesseu/docs/tiktok_dentsu_from_storytelling_to_sales