ビーコンコミュニケーションズの今井康仁氏の名言。「バナーをクリックしてもらうことは、街頭で配るティッシュを受け取ってもらうこととすごく似ていると思います。男性に対しては笑顔の可愛い女の子達がウィンクをしたり、女性にはイケメン集団が配って踊りを加えたりと、工夫を凝らすことでようやくティッシュを受け取ってもらえるようになる。そもそも、消費者はティッシュを求めて街を歩いているわけでもなく、もちろんバナーを見るためにサイトに訪れているわけでもないので、彼らを振り向かせるには魅力的なアイデアがなければ難しいわけです。」(リンク先ページの最終段落に詳細)
ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html