2007年7月17日に楽天が「楽天ダイナミックアド」を開始してから1ヶ月が経過した。「インターネット広告のひみつ」における7月18日から8月17日までのパフォーマンスを分析したところ、楽天ダイナミックアドのクリック数はアドセンスの約4分の1、楽天ダイナミックアドの報酬はアドセンスの約16分の1だった(1ドル115円換算)。広告ユニットの掲載数と位置の劣勢を考慮すれば、楽天ダイナミックアドのパフォーマンスは高く評価できよう。現在のところコンバージョン率は4.25%だが、クッキーが30日間有効なようなので、最終的には5%から6%に届くと推測される。クッキーのおかげで、思いがけない報酬を得ることがある。しかし、成果の承認が拒まれ、思いがけずに報酬を失う心配もある。
インスタグラムは、月間利用者数が30億を超えたと発表。同時に、アプリ起動時にリールを優先して表示する試験をインドで開始することを明らかにした(先日公開されたiPad用アプリと類似の仕様)。また、グローバルでも機能の構成を見直し、DMをナビゲーションバーの中央に配置する。 In India, Instagram debuts a Reels-first experience for its mobile app https://about.fb.com/news/2025/09/in-india-instagram-debuts-a-reels-first-experience-for-its-mobile-app/ インスタグラムの責任者であるアダムモッセーリ氏によると、インスタグラムの成長はDMとリールとおすすめが牽引している。今回の変更はその動向を反映したものといえよう。 View this post on Instagram A post shared by Adam Mosseri (@mosseri) 各種プラットフォームのナビゲーションバーの配置は、サービス提供者の期待や思惑が反映されるため、注目している。ユーチューブやティックトックなど、新規投稿ボタンをナビゲーションバーの中央に配置するものが多いが、インスタグラムはDMを中央に配置することにした。Xは「Grok」を中央に配置していて、AIアシスタントに注力していることが分かる。一方、LINEヤフーは「LINE」のナビゲーションバーの中央を「VOOM」から「ショッピング」に変更する予定だ(2025年度第2四半期決算説明会資料より)。縦型短尺ビデオの流行に対応すべく「VOOM」を前面に打ち出したものの、競合のティックトックなどは強力であり、ショッピングに勝ち筋を見つけようとしているのではないか。