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8月, 2005の投稿を表示しています

テクノラティと広告

2005年8月30日、デジタルガレージのカンファレンスで伊藤穰一氏が講演した。冒頭でテクノラティを紹介したあと、ブログ広告の可能性にも言及した。ブログでの広告といえばグーグルのアドセンスが一般的だが、文脈と広告の適合性に欠けることもあると指摘。テクノラティのタグはテクノラティジャパンではまだサービスを提供していないが、広告とのマッチングに利用できるのではないかとの考えを明らかにした。ところで、いまテクノラティでは衆議院選挙特集が展開されているが、特定の商品やサービスで同じような特集を組めば、それはブランドと消費者からの発言とが表裏一体の新しい広告手法となるのではないか。テクノラティジャパンにその気があるかわからないが。 ------------------------------ ちなみに講演においてテクノラティタグ利用の急増を紹介するために伊藤氏が提示した動画はこちら。 ファイルサイズ - 大(62.3MB) http://www.archive.org/details/CarnegieMellonTechnoratitagslargeversion ファイルサイズ - 中(20.7MB) http://www.archive.org/details/CarnegieMellonresearchgroup ファイルサイズ - 小(11.5MB) http://www.archive.org/details/Technorati_tags ------------------------------

オンライン総時間という潜在マーケット

雑誌「ウェブデザイニング」の2005年9月号における、ネットレイティングスの萩原雅之氏のコラムより。オンライン総時間=家庭におけるインターネット利用者数×ひとりあたりの平均利用時間。2000年4月は約5,900万時間だったが、2005年4月には約5億6,000万時間に。この5年間でオンラインのマーケットが5倍に拡大したと解釈できるという。

グーグルの広告精度向上のためのセッションターゲット

グーグルはウェブページとアドセンスの関連性の精度を向上させるために、パブリッシャー向けにセッションターゲットという技術を提供している。ウェブページのソースにコメントタグを挿入するだけで、広告収入の拡大が期待できる。

タコダ、行動ターゲティング広告ネットワークを強化

2005年8月24日、タコダシステムズは行動ターゲティング広告ネットワークの基盤を強化するため、バーストメディアおよびアカマイと提携したと発表した。バーストメディアは、巨大ネットワーク向けの広告配信および在庫管理の技術を提供する。アカマイは、分散型ネットワークによる高速で確実な広告配信環境を提供する。

ネイサンズ、アルバイトのブログ発言で謝罪

2005年8月23日、ネイサンズフランチャイジーオブジャパンはアルバイトスタッフの個人ブログにおいて不適切な表現があったとして、ウェブサイトで謝罪した。日本でもブログとレピュテーションマネジメントの問題を真剣に考えなければならない。

ヤフー、無料音楽配信サービスを開始

2005年8月22日、ヤフーは無料音楽配信サービスを開始した。広告を視聴すると音楽を楽しむことができる。アメリカのヤフーのローンチキャストラジオステーションに似たサービスだが、楽曲の評価とその共有、好みに合わせた自動選曲、楽曲のスキップなどはできないようだ。同日の日本経済新聞の報道によると、初の広告主としてトヨタ自動車、アサヒビールと契約したという。

ヤフーの金融サミットのウェブキャスト

2005年6月23日、ヤフーはニューヨークで金融サミットを開催した。消費者の金融との付き合い方は、インターネットによって変化しているというもの。調査報告書およびウェブキャストが公開されている。

グーグル、アドワーズに新キーワードシステムを導入

キーワードステータスは、「良好」「評価中」「待機中」「無効」から、「表示」「非表示」に変更された。クリック率の最小基準が適用されることはなくなった。広告の掲載順位は、上限クリック単価と品質スコアに基づいて決定される。品質スコアは、キーワードのクリック率、広告テキストとの関連性、キーワードの過去の掲載結果、その他の関連性に関する要因に基づいて決定される。品質スコアが高いほど広告掲載に必要なクリック単価は低くなり、スコアが低いほどクリック単価は高くなる。非表示のキーワードを実行して広告を掲載するには、広告を最適化して品質スコアを改善するか、上限クリック単価をシステムで推奨される最小単価まで引き上げる。

グーグル、アドセンスのブログを開始

2005年8月15日、グーグルはアドセンスの情報をパブリッシャーと共有するためにブログを開始した。これによってパブリッシャーとの関係強化を図り、ヤフーによる文脈連動型広告市場の参入に対抗する。

電通もWOMMAに加盟

2005年8月16日、WOMMAに電通が加盟したことが明らかになった。日本からはアサツーディ・ケイに次いで2社目。

バリュークリック、ファーストクリックを買収

2005年8月11日、バリュークリックがファーストクリックを買収することが明らかになった。ファーストクリックは、2005年4月にナスダックに上場したばかり。アメリカの1億1,200万人以上にリーチする広告配信ネットワークを保有している。

ボルヴィックとライブドアがタイアップ

2005年8月10日から31日まで、ライブドアは「オフィスドライにご用心!」キャンペーンを展開。ライブドアのフロントページには、ボルヴィックのロゴとパッケージが目立つように配置されている。「オフィスドライ」はボルヴィックによる造語だろう。特定のブランドしか使用しない用語を開発すれば、その用語の広がりを追跡することでキャンペーンの測定を測定できる。

DAC、アトラスの検索連動型広告自動管理ツールを販売

2005年8月9日、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムはアトラスと業務提携により、同社の検索連動型広告自動管理ツールであるアトラスワンポイントの販売を開始することになったと発表した。アトラスワンポイントは、キーワードごとの入札価格と掲載順位をリアルタム(1日あたり48回まで)に把握することができ、詳細に入札ルールを設定することで運用効率を向上できるという。アメリカでは多数の実績がある。

ダブルクリック、検索連動型広告の動向を分析

2005年8月8日、ダブルクリックのパフォーミクスは検索エンジンマーケティングの動向分析として、「パフォーミクス50」を発表した。パフォーミクス50は、パフォーミクスによって管理されている50件のキャンペーンを対象に、毎月いくつかの指標を算出する。総合的な指標は、キーワード単価(CPK、Cost Per Keyword)だ。CPK=月間総費用(=平均クリック単価×総クリック数)/アクティブキーワード数。このCPKの推移を、平均クリック単価、総クリック数、アクティブキーワード数と比較して分析する。

ヤフーなど、インプレッション測定ガイドラインに対応

2005年8月8日、IABは会員社によるインターネット広告インプレッション測定ガイドラインの履行状況を発表した。同ガイドラインは2004年11月に発行されたもの。広告のインプレッションは、サーバーからの配信回数でなくブラウザーでの表示回数で計測すべきなどと規定している。ヤフーなどがすでに対応完了、AOLやMSNは2006年第1四半期までに対応予定。

第1回FBSカンファレンスでRSS広告社がプレゼン

2005年8月5日、フィードビジネス・シンジケーションは第1回FBSカンファレンスを開催した。RSS広告社の田中弦氏は、フィードサービスを配信レイヤー、付加価値レイヤー、受信レイヤーに整理したうえで、今後は複数レイヤーをまたぐサービスが登場してくると予想した。

米国インターネット広告費、2010年に189億ドルへ

2005年8月5日、ジュピターメディアのジュピターリサーチは2010年までのインターネット広告市場についての予測を発表した。2005年8月8日のカンファレンスで、その一部が公表された。2004年に93億ドルだったインターネット広告費は、2005年に119億ドルとなり、2010年には189億ドルにまで成長するという。それまでに、検索連動型広告費はディスプレイ広告費を上回る。2010年の検索連動型広告費は75億ドル、ディスプレイ広告費は71億ドル、ストリーミングおよびリッチメディア広告費は45億ドル、クラシファイド広告費は41億ドル。CPMベースの取引は減少して、パフォーマンスベースの取引が増加していく。バナー広告の予算は、ストリーミング広告、行動ターゲティング広告、モバイル広告に向けられていく。 ------------------------------ http://publications.mediapost.com/index.cfm?fuseaction=Articles.san&s=32925 ------------------------------

NTTドコモ、迷惑メールの大幅削減に成功

2005年8月8日、NTTドコモは迷惑メールの撲滅に向けた取り込みを発表した。迷惑メールについての問い合わせは、最盛期より約92%減少させることができているという。NTTドコモの利用者のうち迷惑メールを過去3ヶ月にまったく受信していないひとは約70%で、他社の利用者よりも高い。

サイバーエージェント、明治製菓キャンペーンブログを開設

2005年8月5日、サイバーエージェントはアメーバブログにおいて明治製菓のキャンペーンブログを開設した。明治製菓の新商品について、発売前に5,000人のモニターを募集して、その感想をコメントやトラックバックで受け付ける。その仕組みに工夫が感じられる。

MSN、独自の検索連動型広告を10月に開始

2005年8月4日、マイクロソフトは独自の検索連動型広告サービス「MSNキーワーズ」について、10月から500社の広告主を招待して評価試験を行う予定があることを明らかにした。すでにフランスとシンガポールで試験が行われていることは公表されていたが、いよいよアメリカでも展開する。現在、MSNにはヤフーが検索連動型広告を提供しているが、その契約は2006年6月で満期となる。

クラリア、日本でもビヘイビアリンクを展開予定

2005年8月4日、ライブドアマーケティングは最新ネットプロモーションセミナーを実施した。ジェイ・リスティングがモバイルリスティングについて、クラリアが行動ターゲティングについてプレゼンテーションした。クラリアは2004年5月に日本法人を設立していたようだ。クラリアは行動ターゲティングの手法をサイトベースとウェブワイドに分類したうえで、クラリアが採用している後者こそ有効と主張した。クラリアがウェブワイドの行動ターゲティングを展開できるのはアドウェアを配布しているためだ。日本では200万から250万のパソコンに同社のアドウェアがインストールされているという。日本の広告在庫をさらに拡大するため、今後は日本のソフトウェアにアドウェアをバンドルすることも検討しているという。いまのところ、日本で展開できる広告ユニットはポップアップやポップアンダーあるいはスライダーといった、いわゆる侵入型のもの。したがって、ユーザビリティーを考慮すると採用は慎重にならざるをえない。しかし、それでも多数の実績を残しつつあるとして、消費者金融を中心とする日本の数十社の広告主を紹介した。クラリアが今年からアメリカで展開しているビヘイビアリンク(ページ内の通常広告枠に行動ターゲティング広告を配信するサービス)は、ヤフーやMSNなどがパートナーサイトとなり順調だという。日本でも数ヶ月かけてビヘイビアリンクの試験を行い、年内にはリリースするという。ちなみに、日本におけるクラリアの販売代理店はライブドアマーケティングのみ。

ヤフー、文脈連動型広告配信ネットワークに参入

2005年8月3日、ヤフーが中小サイトを対象に文脈連動型広告配信ネットワークを立ち上げることが明らかになった。グーグルが独占している市場に参入することになる。サービス名は、ヤフーパブリッシャーネットワーク。年内には一般に開放される予定。 ------------------------------ http://publisher.yahoo.com/ ------------------------------

アサツーディ・ケイがWOMMAに加盟

2005年8月3日、クチコミマーケティング業界団体のWOMMAは新規加盟メンバーを公表した。アサツーディ・ケイが加盟したことが明らかになった。日本からは初加盟のようだ。

ジュピターメディア、クリックZなどを売却

2005年8月2日、ジュピターメディアは国際展開している検索エンジンイベントであるサーチエンジンストラテジーズとオンラインメディアニュースのクリックZを、イギリスのインサイシブメディアに4,300万ドルで売却することになったと発表した。売却によって取得する現金は、商用イメージのジュピターイメージズ部門の強化に当てるという。

アイワンダー、ビデオ広告に新オプション

2005年7月26日、アイワンダーはビデオ広告の新しいオプションを発表した。ひとつは、アイマックスフルスクリーン。視聴者がビデオ広告内のボタンをクリックすれば、ビデオがフルスクリーンで表示される。もうひとつは、ムーバーズアンドシェイカーズ。ビデオを傾けたり揺らしたり、広告枠からはみ出させたりできる。