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1月, 2005の投稿を表示しています

P&G、タイドでバイラルキャンペーンを展開

P&Gは、タイドクールウォーターのバイラルマーケティングを、オフラインに先駆けてオンラインで展開している。タイドクールウォーターの特長は、冷水でも洗浄力を発揮すること。同社はその商品アトリビュートを、省エネというベネフィットに昇華させた。クールウォーターチャレンジと名付けられたバイラルキャンペーンは、タイドクールウォーターを使用することによる省エネへの賛同を募っている。ウェブページで賛同を表明すると、商品サンプルが送付される。賛同の輪の広がりは地図上で視覚的に把握できる。友人に紹介するツールなども抜かりなく用意されている。ちなみに同商品のタグタインは「The Coolest Way to Clean.」。英語を母国語としないひとでもわかりやすい。

検索連動型広告を広告と識別できるのは少数

ピューインターネットアンドアメリカンライフが2004年5月から6月にかけて実施した調査によると、アメリカの18才以上のインターネット利用者の38%は、検索結果には純粋なものとスポンサー付きのものがあることを知らない。それを知っているひとのうち、両者をいつも区別できるひとは47%だった。

広告予算に占めるインターネットの比率、急速に拡大

メリルリンチによると、アメリカの総広告費に占めるインターネット広告費の割合は、2004年は3.7%だが、2005年には4.2%にまで上昇するという。自動車メーカーは7%、一般消費財や医薬品メーカーは5%をインターネット広告に当てているらしい。

2005年のインターネット広告の傾向と対策

2005年1月20日、アクウォンティブのアベニューエイレイザーフィッシュは、2005年のオンラインメディアの予測について報告書として発表した。注目すべきトレンドと推奨される対応などがまとめられている。無料でダウンロードできる。

2004年第4四半期の広告配信数首位はデル

メディアポストコミュニケーションズは、ネットレイティングスのアドレレバンスのデータを分析した。それによると、2004年第4四半期には2,520億インプレッションのディスプレイ広告(バナー広告など)が配信された。広告主別に比較すると、配信数がもっとも多かったのはデルで、58億インプレッション。媒体別に比較すると、配信数がもっとも多かったのはヤフーで、631億インプレッション。ただし、配信数が多い主要広告主5社は、ヤフーよりもMSNへの出稿が多い。

ヤフー、過去最高の広告売上

2005年1月20日、ヤフーは2004年度第3四半期決算説明会を開催した。四半期ベースの広告売上は初めて100億円を上回った。ちなみに、1日あたりのアクセスは2004年10月20日に初めて10億ページビューを突破している。

ゲーム内広告のマッシブ、1,000万ドルの資金を調達

2005年1月19日、ビデオゲーム内広告配信のマッシブは1,000万ドルの資金を調達したと発表した。広告ネットワークの拡大、技術革新、国際展開によって、ゲーム内広告市場におけるリーダーの地位を固めるという。広告を配信するゲームを年内に40タイトルまで増やしたいらしい。

IABカナダ、インターネット広告の標準規格を決定

2005年1月12日、カナダのIABはインターネット広告の標準規格として、カナディアンユニバーサルアドパッケージを発表した。まず今回は、リーダーボード(スーパーバナー)、スカイスクレイパー、ビッグボックスのファイル容量やアニメーションを規定した。リッチメディアやビデオの規格は今後となる。

チティカ、ブログ向け広告サービスを開始

2005年1月10日、チティカはブログ向け広告サービスの立ち上げを発表した。サービス名はブログコンテキスト。現在は試験版としてリリースされている。ブログに記事を投稿するときに1行のHTMLコードを挿入するだけで、文脈に沿ったテキスト広告が配信される。適切な広告の選定にあたってはコンテンツの文脈だけでなくオーディエンスの行動も加味するというが、その技術の詳細は不明。ブラウザーでブログを表示したときだけでなく、RSSリーダーでRSSフィードを表示したときも広告が配信される。クリック課金による売上の6割はパブリッシャーに配分される。ちなみに、社名のチティカ(chitika)は、インドの言葉ですぐに(in a snap)の意味だという。創業者は2003年にテラライコスを退いたインド人らしい。

ヤフー、広告関係者向けのキャンペーンを開始

目的は広告集稿。インターネット広告と雑誌広告を利用。インターネット広告は、ドメイン名指定配信によって特定の広告会社や広告主にターゲットを絞り込むことも行うらしい。ケーススタディーとしてペプシのマーケティング責任者などを起用。

行動ターゲティングを振り返る

アクシピターのジェフウッド氏によるコラム。エンゲイジが90年代に行動ターゲティングを手がけたときから、衰退を経て再び注目されるにいたるまで。なお、アクシピターは1998年3月にエンゲイジに併合されたが、エンゲイジはそれから衰退。2002年11月にはアクシピターのマネジメントチームがエンゲイジの広告部門を買い戻している。

バーストメディア、ブログの広告枠販売を開始

2005年1月4日、ネットワーク広告配信のバーストメディアは20個以上のブログをサブチャンネル化して販売すると発表した。最初の広告主は京セラワイヤレス。ブログのオーディエンスはアーリーアダプターで、いつも最新のニュースに関心を持っているため、同社にとって重要な消費者であるらしい。

MSN、タイムズスクエアの年越しイベントを独占中継

2004年12月31日の午後6時から2005年1月1日の午前0時15分まで、マイクロソフトはMSNビデオでタイムズスクエアの年越しイベントを独占生中継する。3台のカメラからの眺めを楽しめる。30分ごとに15秒または30秒のスポットが挿入される。広告主は、1-800-フラワーズ、オリンパス、ノキア。ユニークオーディエンスは30万人から35万人の見通し。