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投稿

6月, 2004の投稿を表示しています

電子メールマーケッターがバナーから学べること

クリックZのコラムより。時間のない中で電子メールを読んでもらうには、バナーの小さなスペースでメッセージを伝えるための知見が活かせるだろう。少ない言葉で、誰もがわかる言葉で、短い言葉で、大きな文字で、劇的なグラフィックを用いて、利点が伝わるコピーで、クリックを喚起させるボタンをつけて、少ないフォントで。

アクウォンティブ、レイザーフィッシュを買収

2004年6月28日、アクウォンティブはSBI.レイザーフィッシュを買収すると発表。アクウォンティブの子会社であるアベニューエイはメディアバイイングの会社だが、ウェブマーケティングソリューションを提供するレイザーフィッシュを獲得することによりフルサービスを展開していく考えらしい。

日本のインターネット利用者は5,547万人

2004年6月21日、ビデオリサーチインタラクティブは4月に実施した「インターネット普及状況調査結果」、4月から5月にかけて実施した「PCインターネット利用世帯における回線調査結果」の結果を発表した。インターネット利用者数は増加していない(というより減少している)が、年代間の利用率の均衡、ブロードバンド利用世帯の伸びが確認できる。

AOLがアドバタイジングドットコムを買収

2004年6月24日、アメリカオンラインはアドバタイジングドットコムを買収することを発表した。アドバタイジングドットコムは世界最大の第三者配信ネットワーク。各社から大量に買い付けた広告在庫を成果報酬型で売りさばくビジネスモデルが好調。一方、AOLの広告事業は他社と比較して不調と言われていた。今回の買収は、ヤフーによるオーバーチュアの買収と似た側面がある。ヤフーはオーバーチュアの買収により、ヤフー以外の他社サイトからも広告収入をかせぐことになった。AOLも、自社ネットワーク以外からの売上を見込めることになる。

カンヌ国際広告祭サイバー部門で日本勢多数受賞

2004年6月23日、カンヌ国際広告祭サイバーライオンズの受賞作品が発表された。日本電気の「ecotonohaプロジェクト」がグランプリを受賞した。クリオ賞やワンショウインタラクティブでの大賞受賞に続く快挙。それ以外にも、日本からは10作品以上が銀・銅獅子賞を受賞した。サイバー部門全体では43カ国から1,561作品の応募があり、グランプリの2作品以外にも100作品以上が各賞を受賞した。

ヴィダルサスーンの携帯施策がメディアライオン受賞

2004年6月22日、カンヌ国際広告祭において、革新的なメディアの活用をたたえるメディアライオンの受賞作品が発表された。日本からの受賞はふたつ。ひとつは、アディダスのバーティカルフットボール(広告会社はTBWAジャパン)。これは他の広告賞でも高い評価を受けているので、むしろグランプリを逃したことが残念。もうひとつは、P&G「Vidal Sassoon」のモバイルサイト(広告会社はスターコムワールドワイドジャパン)。若年女性のテレビ離れを補完するためにモバイルを活用。髪についてのトリビアや、継続的な情報とインセンティブ、キャラクター育成ゲームなどのコンテンツを提供。購入意向をはじめとするブランド評価が向上したうえ、クチコミも生まれたという。

インターネット広告が印象に残りやすくなる傾向

インターネットコムとインフォプラントがインターネット広告の評価について定期的に調査を実施している。2004年6月実査分が公開された。調査結果の代表性にはやや疑問があるが、時系列で比較するのはおもしろい。印象に残るオンライン広告があったと回答したひとの割合は20%で、3ヶ月前よりも8ポイント増加している。

2004年の米国ネット広告費は15.8%の成長予測

2004年6月16日、TNSメディアインテリジェンス/CMRは2004年のアメリカの広告費の予測を発表した。総広告費は前年比9.3%、インターネット広告費は同15.8%の成長を予測している。同日のカンファレンスのスライドも公開されている。消費者のメディア接触がマルチタスク化してきていることを指摘して、シェアオブボイスからシェアオブマインドへのパラダイムシフトを紹介している。

ホットリンク、ブログをテキストマイニングして広告配信

2004年6月15日、ホットリンクはブログをテキストマイニングして利用者の興味に合わせた広告を配信するシステムを発表。同日にリニューアルされたドットシティで広告配信を開始。行動履歴(訪問したサイト、頻度、滞在時間など)もターゲティングに反映させるという。

2004年のクリックZマーケティングエクセレンス賞

クリックZは2004年もマーケティングエクセレンス賞を開催するという。現在はノミネートを受付中。7月2日にファイナリストの投票が開始され、同月26日に受賞者が発表される予定。今年は行動ターゲティング部門などいくつかの部門が新設された。

インターネット広告配信の現状

媒体社配信と第3者配信のインプレッションの乖離は縮小傾向にあるという。ブロードバンド化によって、媒体社からタグが吐かれるタイミングと第3者から広告が送られるタイミングのズレが短くなってきているためだ。また、IABとAAAAが規定した計測基準に多くの媒体社が準拠してきたことなども理由に挙げられている。

iメディアサミットのプレゼンテーション

2004年5月23日から26日にかけて開催されたiメディアサミットのプレゼンテーションをダウンロードできる。基調報告はアメリカ三菱自動車のSEEWHATHAPPENSキャンペーンについて。大きな話題を巻き起こした同キャンペーンの背景や成果がわかる。

ナイキがプロモーションにブログを活用

ナイキは15人のアーティストによるスピードをテーマとしたショートフィルムを自社サイトで公開している(日本の中村勇吾氏の作品は2004年6月8日公開予定)。ブログのコンテンツは、自社サイトで紹介できていないアーティストのインタビューなど。ブログはゴーカーのドメインに開設されていて、ゴーカーの運営する複数の人気ブログからリンクされている。

インターネット広告が他メディアを上回る成長

TNSメディアインテリジェンス/CMRによると、アメリカの2004年第1四半期の総広告費は前年同期比9.6%の成長。その中でも抜群に好調なのはインターネット広告で、前年同期比28.1%の成長。インターネットはメディアミックスの一部として確実に組み込まれつつある。

行動ターゲティングの今昔

行動ターゲティングは1999年から2000年にかけても注目されたが、当時は成功しなかった。タコダシステムズのCEOがその原因を分析している。まずは時期尚早だったということ。当時の広告主はドットコム企業が中心で、広告の配信においては質より量が重視された。また、ワントゥーワンマーケティングの可能性が誇大に宣伝されていた一方、技術は柔軟性を欠いていた。ビジネスモデルにも欠陥があり、ダブルクリックはプライバシーの問題で、エンゲイジはプロファイルデータ管理の問題でつまずいた。それから5年が過ぎたいま、これらの問題は飛躍的に解決されている。