第一三共ヘルスケア「カロヤン」が世界最大のクロスワードパズル「KAROYAN」を公開した。継続的な使用で効果が期待できるという製品特性を伝えるため、完成まで長い時間のかかる16万マスのクロスワードパズルを用意したようだ。しかし、公開してみると24時間以内に完成。話題を耳にしてキャンペーンサイトを訪問したころには、すでに終了していて何も楽しめない状況だった。これは誤算か。最も回答数が多かった参加者に商品券10万円分をプレゼントするというルールは、時間を持て余している学生などに有利であり、昼間に仕事を抱えている社会人には不利だろう。少数の問題を解くだけでも応募でき、多数の問題を解いても一定の当選確率を超えないなどのルールであれば、もっと多数のひとが多様に参加できただろう。24時間以内で完成するのが想定内なら、完成後に訪問しても楽しめる要素を用意しておくべきだったかもしれない。
ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html