スキップしてメイン コンテンツに移動

ユニクロ、10万人トライアル施策を2日で終了

「新サラファイン/新シルキードライ 10万人トライアルキャンペーン」は、オンラインでスロットマシンを回し、絵柄がそろうと商品の引換券が発行される仕組み。テレビ広告、新聞広告、折込チラシなどでキャンペーンサイトを告知したところ、アクセスが集中してシステムが不安定に。想定を上回る応募があり、テレビ広告の放送を中止する措置もしたという。6月9日から開始されたキャンペーンだが、10日の10時前には終了した。人気が殺到したという側面だけをとらえれば、成功事例のようだが、連続して何度でも応募でき、何度でも当選する仕組みが、システムの負荷を増大させていた。この甘さが注目され、2ちゃんねるではいわゆる「乞食祭り」が発生。システムが不安定なせいで参加できないひともいた一方で、多数の引換券を取得したひとも少なくない。「シャツには一生困らない」というほど大量の引換券を取得したひともいたようだ。不正や不公平のまかり通るキャンペーンほど、消費者を失望させるものはない。

このブログの人気の投稿

アマゾン、ブランド認知キャンペーンをAIで自動最適化

アマゾンが「Amazon DSP」ですべての広告主に「Brand+」を提供。ブランド認知キャンペーンを人工知能により自動で最適化できる。アマゾン内の購買行動や閲覧行動のシグナルから潜在顧客を割り出し、「Prime Video」や「Twitch」、およびアマゾン以外のパブリッシャーにビデオ広告を配信する。ファネル下部の成果を人工知能で自動最適化する機能としては、すでに「Performance+」を提供している。 Amazon Ads introduces Brand+, a new way to grow your business with AI-optimized TV ad campaigns https://advertising.amazon.com/library/news/brand-plus-ai-tv-advertising

地上波CMにQRコード

アサヒビール「クリアアサヒ」が地上波のテレビ広告にQRコードを表示。通常の地上波のテレビ広告でQRコードを表示する例は珍しいのではないか。 https://www.asahibeer.co.jp/news/2023/0413_2.html パナソニックも、昨年に同じような取り組み。 https://news.panasonic.com/jp/topics/204722

ウォールドガーデンか、オープンインターネットか

ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html