デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの徳久昭彦氏が監修した書籍「生き残るための広告技術」をいただいた。ロブグラハム氏が、行動ターゲティングについて丁寧に解説している。ターゲティングされていないインターネット広告を「混雑した街中で配布しているチラシの電子版」と表現するなど、外国人らしい痛快な比喩が絶妙で引き込まれる。クッキーとプライバシーの論争についても、問題ないことを主張するまえに消費者の信頼を獲得する努力が大切であることを改めて気付かせてくれた。行動ターゲティングのこれまでを振り返り、これからを展望するのに最適な一冊。
電通デジタルの三谷壮平氏が、データクリーンルームを解説。 Ads Data Hubとは何か?その活用の可能性を探る(第1回) https://www.dentsudigital.co.jp/topics/2021/1005-001050/ Data Clean Roomの魅力と、最大限にその価値を引き出す活用のポイント(第2回) https://www.dentsudigital.co.jp/topics/2021/1012-001058/ 電通デジタルのData Clean Roomソリューション(第3回) https://www.dentsudigital.co.jp/topics/2021/1026-001073/ Data Clean Roomと外部データを連携した分析のさらなる広がり(第4回) https://www.dentsudigital.co.jp/topics/2021/1102-001086/ 以下は要約。 データクリーンルームは、広告プラットフォーム事業者の提供する次世代型レポーティングの仕組み。プラットフォーム側が用意したクラウド環境上で、プラットフォーム内部の広告配信ログデータに外部データを掛け合わせて分析できる。 重複リーチの分析、プラットフォーム保有属性での分析、独自指標でのアトリビューション分析、最適予算配分の分析などに利用できる。 広告をクリックしてウェブサイトに来訪する以前のインプレッション情報(プラットフォーム内にしかない広告接触データ)を分析できることが価値。 データクリーンルームについては、電通の前川駿氏による発信も目立つ。