2008年8月28日、アジャイルメディア・ネットワークによる「インタレストマッチと広告の未来」ブロガーミーティングに出席。オーバーチュアとヤフーが今秋から開始する興味関心連動型広告「インタレストマッチ」について。概要説明では、コンテンツ、リファラー、閲覧履歴によって適切な広告をマッチングさせることや、性別、年齢、地域、曜日・時間によってターゲティングができることが紹介された。クリック課金のテキスト広告。ヤフー内でマッチングの精度などを調整しながら、オーバーチュア提携パートナーサイトにも配信先を広げていく。オーバーチュア「コンテンツマッチ」を「インタレストマッチ」に置き換えていくという。また、ヤフー「ウェブオーナーセンター」のアドパートナーにも配信。つまり、グーグル「AdSense」と競合する。質疑応答では、プライバシーやクッキーについての懸念の声が。個人を特定しないので狭義のプライバシー問題は発生しないが、消費者に不安を抱かせないための説明責任があるだろう。アドパートナーの報酬の低さについても指摘があったが、インタレストマッチの開始がその打開策のひとつになるのではと期待される。
電通が、北欧の15ブランドを対象に、ティックトック広告の短期的および長期的な売上への影響をマーケティングミックスモデリングで分析した。短期的な売上に注目すると、75%の広告主にとってティックトックは投資利益率が最も高いチャネルだった。長期的な売上に注目しても、ティックトックは平均以上の投資利益率が確認された。また、クリエイティブによる売上への影響を明らかにするため、プロが制作した広告、販促メッセージを含めた戦術的UGC、販促メッセージを含めないストーリーテリングUGCを比較したところ、ストーリーテリングUGCの成果が最も高かった。ストーリーテリングUGCは視聴時間や注目を得やすく、記憶に残るため、将来の購入意思決定に寄与すると考えられる。 From Storytelling to Sales: Short and Long-Term ROI of TikTok Advertising https://ads.tiktok.com/business/en-US/blog/tiktok-dentsu-from-storytelling-to-sales-nordics https://issuu.com/tiktokforbusinesseu/docs/tiktok_dentsu_from_storytelling_to_sales