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4月, 2004の投稿を表示しています

XMOSの新たな調査結果

2004年4月23日、AHAAのカンファレンスにおいて、フォードF-150のキャンペーンのクロスメディア効果が発表された。IABに資料を請求したところ、5月4日に公開する予定との回答を得た。

タコダの行動ターゲティングネットワークの仕組みの仮説

タコダシステムズが計画している行動ターゲティングネットワークの、ターゲティング方法の仮説を、クリックZの記事に見つけた。個人情報はあくまで各サイトによって管理されるが、複数サイトの個人情報の断片がマッチングされるというもの。具体的には次のとおり。 A hypothetical example of how AudienceMatch would work: an advertiser would place an order on the network, saying he wanted to reach 18- to 34-year-old men with a demonstrated interest in baseball. A text-based ad would be developed. When an individual landed on a particular page on the network, the Tacoda technology would check with all its networked sites' databases to determine whether that person met the appropriate criteria. One site might, because of registration data, know the visitor was male and fell within the designated age bracket. Another site may have noted the person spent a lot of time perusing baseball-related content. When a match occurs, the appropriate text ad is delivered to that page, though data are never shared.

行動ターゲティングのタコダが広告ネットワークを構築

行動ターゲティングのタコダシステムズが、テキスト広告のネットワークを今年の夏までに開始するらしい。テキスト広告というフォーマット、およびクリック単価の入札方式はグーグルやオーバーチュアと同じだ。しかし、グーグルやオーバーチュアは文脈ターゲティング、タコダは行動ターゲティングだ。過去30日間以内に自動車カテゴリーを訪問したひとにだけにターゲティングするようなことが、タコダならできる。問題はプライバシー擁護派の反発だ。現在、タコダの行動ターゲティングサービスはサイト単位で導入され、サイト運営者が個人情報を管理している。それによってプライバシー問題は抑えられている。広告ネットワークとして複数サイトをつなぐとき、もし個人情報まで相互に連携させるとしたら、プライバシー擁護派は黙っていないだろう。しかし、複数サイト間で個人情報を連携させないとしたら、広告ネットワークとしての魅力が半減してしまう。タコダの公式な見解を待ちたい。

見過ごされているノンクリックコンバージョン

ノンクリックコンバージョンとは、広告をクリックしなかったものの後に広告主サイトにおいて資料請求や申し込みを行うこと。いわゆるポストインプレッションのコンバージョンだ。ブランドによって異なるが、ノンクリックコンバージョンはクリックベースのコンバージョンの1倍から5倍だという。ノンクリックコンバージョンは、広告を露出しない統制群との比較によって明確に測定できる。

ダイナミックロジック、新しいリクルート手法を開発

インターネット広告の効果測定調査のデファクトスタンダードであるダイナミックロジックが抱える問題は、回答者をポップアップによってリクルートしていることだった。しかし同社は2004年4月22日、それに代わるリクルーティング手法ふたつを発表した。ひとつはダイナミックリンク、もうひとつはダイナミックレイヤーだ。ダイナミックリンクは、ウェブページから退出するときにインタースティシャルを表示する。ダイナミックレイヤーは、時間をずらしてDHTMLのレイヤーを表示する。ポップアップに代わる手法が開発されたことによって、調査を受容するメディアが広がり、同社の支持基盤はさらに強固になるだろう。地味だが高く評価できるニュースだ。

グーグルGメールを試用

グーグルのGメールはまだ正式リリースされていないが、特別にアカウントを取得することができた。早速試用。メールの文脈に対応したテキスト広告が、ウィンドウの右端に3つまで表示される。日本語のメールの送受信も問題なく行えるが、日本語メールにはまだ広告が付かない。

ポップアップブロッカーに対抗する新たな広告手法

FPBAグループがポップアップブロッカーに対抗する広告手法を開発したことは数ヶ月前から知られていたが、そのウェブサイトを見つけることができた。同社の広告商品名はポップスティシャル(Popstitial)。ポップアップ広告がポップアップ防止ソフトによって阻止されたり、オーディエンスによってすぐに閉じられた場合、オーディエンスがコンテンツページを退出するときにインタースティシャル広告を表示するという。このような広告商品が開発されるほど、ポップアップ広告には根強い人気があるわけだ。

ユニキャストのビデオ広告の効果測定結果最終報告

2004年4月19日、ユニキャストはビデオ広告の広告効果および受容性を確認するためのに実施してきた調査の最終報告書を発表した。2004年1月から3月にかけて、複数のキャンペーンを調査。広告主は、AT&T、ホンダ、ペプシ、ボネージ、ワーナーブラザーズ。回答者は6,000人以上。ブランディングの指標(ブランド認知・メッセージ連想・ブランド好意・購買意向)は、ダイナミックロジックのノームを5倍から11倍も上回った。「広告がウザい」というネガティブな反応は27%で収まっており、その値はポップアップ広告やテレビ広告よりも低いらしい。PDFの報告書をダウンロードできる。

Gメールは第2のゲイターか

クリックZの記事より。グーグルのGメールは、画期的なコンテクチュアル広告として期待されるが、一方でゲイターと同じような問題を抱えることになるという指摘。例えば、バーガーキングが発行したメールマガジンがGメールで受信されると、メールの文脈に対応してマクドナルドの広告が表示されることがありうる。グーグルはそれを、消費者の利益にかなうことだとして認めている。

パソコン1台あたり平均5個のアドウェア

アメリカのアースリンクとウェブルートは、スパイウェア診断ソフトウェアであるスパイオーディットの実績を報告していくことにした。スパイオーディットが2004年の1月から3月にかけて、1,062,756回のスキャンを受け付けたところ、5,344,355個のアドウェアを検知した。つまり、パソコン1台あたり5つのアドウェアがインストールされていることになる。

標準バナー規格にハーフページアドを追加

2004年4月6日、IABは標準バナー規格にハーフページアド(左右300×天地600ピクセル)を追加した。雑誌を開いたときに記事と広告がそれぞれ片面を占めるイメージを、インターネットでも展開してみたのがハーフページアドのはじまり。

フリークエンシーを低く抑えればコンバージョン率が高まる

アトラスDMTは、2003年下半期の38社のキャンペーンについて、フリークエンシーとコンバージョン率の関係を分析した。コンバージョン率がもっとも高かったのは、フリークエンシーが1回のときだった。ただし、フリークエンシーを抑えると、コンバージョン単価は安くなるがコンバージョン数が伸びなくなる。そのバランスがカギだ。

インターネット広告がオフラインの売上に貢献

2004年3月25日、マイクロソフトのMSNストラテジックアカウントサミットにおいて調査結果が発表された。インターネット広告がオフラインの売上を7%から12.5%押し上げるという内容。調査主体は、ネスレ、P&G、クラフトフーズ、ニュートロジーナによって2003年7月に結成されたCPGコンソーシアム。マーケティングエボリューションのレックスブリッグスの監督、マイクロソフトの資金援助を受けて、2003年11月から2004年1月にかけて実査。詳細レポートは公開されていないようだ。 http://www.mediapost.com/dtls_dsp_news.cfm?newsID=243834 http://www.clickz.com/news/article.php/3331661

アドバタイジングドットコムのオプティマイザー

2004年3月23日、アドバタイジングドットコムがオプティマイザーの実績をプレスリリース。2003年10月から2004年2月にかけての3社のキャンペーンについて、ブランド純粋想起、ブランド好意、購買意向といったブランドインパクトの指標を効率的に向上させた。同社に詳細資料を請求してグラフ付きのレポートを入手。