インターネット広告の効果測定調査のデファクトスタンダードであるダイナミックロジックが抱える問題は、回答者をポップアップによってリクルートしていることだった。しかし同社は2004年4月22日、それに代わるリクルーティング手法ふたつを発表した。ひとつはダイナミックリンク、もうひとつはダイナミックレイヤーだ。ダイナミックリンクは、ウェブページから退出するときにインタースティシャルを表示する。ダイナミックレイヤーは、時間をずらしてDHTMLのレイヤーを表示する。ポップアップに代わる手法が開発されたことによって、調査を受容するメディアが広がり、同社の支持基盤はさらに強固になるだろう。地味だが高く評価できるニュースだ。
電通が、北欧の15ブランドを対象に、ティックトック広告の短期的および長期的な売上への影響をマーケティングミックスモデリングで分析した。短期的な売上に注目すると、75%の広告主にとってティックトックは投資利益率が最も高いチャネルだった。長期的な売上に注目しても、ティックトックは平均以上の投資利益率が確認された。また、クリエイティブによる売上への影響を明らかにするため、プロが制作した広告、販促メッセージを含めた戦術的UGC、販促メッセージを含めないストーリーテリングUGCを比較したところ、ストーリーテリングUGCの成果が最も高かった。ストーリーテリングUGCは視聴時間や注目を得やすく、記憶に残るため、将来の購入意思決定に寄与すると考えられる。 From Storytelling to Sales: Short and Long-Term ROI of TikTok Advertising https://ads.tiktok.com/business/en-US/blog/tiktok-dentsu-from-storytelling-to-sales-nordics https://issuu.com/tiktokforbusinesseu/docs/tiktok_dentsu_from_storytelling_to_sales