エイベック研究所の武田隆氏の著書「ソーシャルメディア進化論」をいただいた。12年の歳月をかけて積み上げられた「企業コミュニティ」の理論と手法が紹介されている。ここでいう「企業コミュニティ」とは、企業が自社のウェブサイトに開設するソーシャルメディアであり、フェイスブックやツイッターのような外部のソーシャルメディアではない。フェイスブックやミクシィのような現実生活を拠りどころとするソーシャルメディアは、知人との連絡網として機能するが、つながればつながるほど息苦しくなり、匿名の自由な発言が成立しないという。しかし、著者の考えに反論するわけではないが、フェイスブックやミクシィでも企業は消費者とつながることができる。そこで成立するコミュニティーは、著者の志向するようなコミュニティーではないかもしれないが。「ソーシャルメディア進化論」に続編があるとしたら、外部のソーシャルメディアを活用する理論と手法を読みたい。その続編を書く機会は、すべてのマーケッターに開かれている。
博報堂DYホールディングスが、オプトなどを抱えるデジタルホールディングスの株式公開買い付けを実施すると公表。デジタルホールディングスの株式の公開買付価格は1,970円で、公表した9月11日の終値2,143円に対して約9%のディスカウントだが、直近6カ月や直近3カ月の終値の平均に対しては40%ほどのプレミアムが加わっている。公表翌日の9月12日、デジタルホールディングスの株価は公開買付価格に寄せて急落し、終値は1,963円に。 株式会社デジタルホールディングス株券等(証券コード:2389)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ https://ssl4.eir-parts.net/doc/2433/tdnet/2686558/00.pdf https://www.advertimes.com/20250912/article512766/