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インタラクティブ広告年鑑2011

第8回東京インタラクティブ・アド・アワード(TIAA)の受賞広告を紹介している書籍「インタラクティブ広告年鑑2011」をいただいた。2011年4月に発行された書籍だが、第8回TIAAは2009年のインタラクティブ広告を審査対象としている。収録されている広告は、いまとなっては懐かしいものばかりだ。それらの広告の中には、いまでも強く記憶に残っているものとそうでもないもの、いまでも輝いているものとそうでもないものがあった。時間が経過したことで、当時とは広告の潮流や自分の好みが変わったのかもしれない。興味深かったのは、審査員13名による批評。審査員ごとに視点が異なり、同じ広告でも評価が分かれる。それぞれの視点が勉強になる。グランプリだからといって、すべての審査員が諸手を挙げて推したわけではない。受賞広告をただ崇め奉るのでなく、権威による評価を批判的に読み解くのもよいだろう。

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マイクロソフト、DSPを終了へ

マイクロソフトが、DSP「Microsoft Invest」(マイクロソフトに買収される以前の旧称は「Xandr」「AppNexus」)を2026年2月末までに終了する。マイクロソフトは、デジタルエンゲージメントの未来は会話型、パーソナライズ型、エージェント型になると考えていて、生成AIによる変革に注力する。2026年以降、バイサイド広告テクノロジーへの投資を「Microsoft Advertising Platform」に集中する。現在のDSPモデルではビジョンを実現できないと判断し、サービスを終了する。 Empowering businesses for a future that is conversational, personal, and agentic https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/may-2025/empowering-businesses-for-a-future-that-is-conversational-personal-and-agentic Our commitment to more private and personalized advertising experiences for a more agentic and conversational world is not achievable with the industry’s current DSP model which, therefore, no longer aligns with our investment in this future. As a result, we will no longer support media buying through our DSP, Microsoft Invest, starting on February 28, 2026. https://www.adexchanger.com/online-advertising/microsoft-invest-formerly-xandr-dsp-and-formerly-appnexus-before-that-will-just-be-formerly/

MFAは減少しても、オープンウェブ広告に最適化の余地

アメリカの広告主協会は、プログラマティック広告透明性ベンチマーク調査の2025年第1四半期の結果を発表した。広告主が支出するプログラマティック広告費のうち品質基準を満たして消費者に届く正味の広告費の割合(TrueAdSpend Index)は41.0%で、2023年の初期調査より5ポイント上昇。広告費を品質基準を満たすインプレッション数(TrueImpressions)で割って算出したCPMと、すべてのインプレッション数で割って算出したCPMの差分(TrueCPM Index)は37.8%で、広告費の3分の1以上に最適化の余地があるといえる。 The ANA Releases Q1 2025 Programmatic Transparency Benchmark Study https://www.ana.net/content/show/id/pr-2025-05-programmatic