スキップしてメイン コンテンツに移動

広告を「Shazamable」に

シャザムエンタテインメントのモバイル向け音楽認識アプリ「Shazam」にマーケッターが注目している。広告の音声をこのアプリで認識できるようにする動きがあるようだ。テレビ広告を「Shazamable」にすれば、テレビ広告の放送中にテレビの前で「Shazam」に触れたひとに、その広告の情報を表示できる。広告の視聴体験をソーシャルメディアで共有してもらったり、広告主のウェブサイトに集客することもできる。
------------------------------
Brands Lining Up to Integrate Shazam into their Ads!
http://www.shazam.com/music/web/pressrelease.html?nid=NEWS20110616131053
------------------------------
これに先行して取り組んだ広告主のひとつが、ギャップの「Old Navy」だという。「Shazam」マークの付いた広告をいくつか見つけた。「Shazam」で音声を認識すると、広告に登場するアーティストの情報が表示され、音楽を無料でダウンロードできる。アーティストの衣装をオンラインストアで買うこともできる。
------------------------------
「Old Navy」の「Shazam」マーク付き広告
http://www.youtube.com/watch?v=FqIP6xVB6U8
http://www.youtube.com/watch?v=T1uoQE2k4Tg
http://www.youtube.com/watch?v=RSFyjikDuq0
http://www.youtube.com/watch?v=kD_9JFM67Bo
http://www.youtube.com/watch?v=smse9YrhOP8
http://www.youtube.com/watch?v=j3TcSjqDXBg
------------------------------
P&G「Future Friendly」の広告の音声を「Shazam」で認識すると、節水、節電、ゴミ削減に役立つ商品の案内が表示される。商品はオンラインストアで買うこともできる。
------------------------------
P&G Future Friendly
http://www.youtube.com/watch?v=TCmVbZKRMp4
------------------------------
類似の取り組みはホンダも独自に展開していた。テレビ広告の音声を認識して、キャラクターを集めて楽しむアプリを公開していた。
------------------------------
Honda Jazz 'This Unpredictable Life' iPhone app demo video
http://www.youtube.com/watch?v=UbDYdjhnfEg
------------------------------
いずれもテレビ広告をインタラクティブにして、視聴率では測定できないエンゲージメントを把握する試みとして注目される。

このブログの人気の投稿

ウォールドガーデンか、オープンインターネットか

ザトレードデスクのレポートによると、消費者は「ウォールドガーデン(Walled Gardens)」より「オープンインターネット(Open Internet)」の利用時間が長く、ウォールドガーデンに広告費を集中させると機会を損失する可能性があるという。 オープンインターネットの未来 | The Trade Desk https://www.thetradedesk.com/jp/open-internet その指摘に間違いはない。しかし、もし「オープンインターネットはウォールドガーデンよりよいもの」と読み解くならそれは間違いで、オープンインターネットとウォールドガーデンのそれぞれに長所があると理解すべきだろう。「オープン」という言葉には、開放的で、民主的で、透明な印象があり、一方の「ウォールド」という言葉には、閉鎖的で、独占的で、不透明な印象がある。そのせいか、ウォールドガーデンが悪者扱いされることがあるが、ウォールドガーデンではプラットフォームが利用環境やデータを集中管理しているからこそ、ブランドは正確に、安全に、容易にマーケティングを行えている。 先日たまたま見かけたビデオで、ウォールドガーデンとオープンインターネットの長所短所を整理しているシーンがあるので紹介しておく。オープンインターネットの短所を要約すると「Not Easy」だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000035203.html

#じゃがりこリズムチャレンジ

カルビーが「じゃがりこリズムチャレンジ」キャンペーンを開催。テレビ広告のリズムに合わせたビデオの投稿を募っている。ティックトックのキャンペーンツールはマインドフリー「TikQ」を採用。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001454.000030525.html