2004年8月23日、アメリカの2004年上半期の広告市場の統計が、TNSメディアインテリジェンス/CMRによって発表された。2002年下半期から広告市場は力強い成長が続いており、2004年上半期は前年同期比9.1%の伸びとなった。メディア別に比較すると、もっとも好調なのはインターネット広告で、前年同期比25.9%の伸びとなった。伸張率が20%以上だったのはインターネット広告のみ。
クリエイティブエックスが、クリエイター(インフルエンサー)の制作した広告とブランドの制作した広告を大量に分析したところ、クリエイター広告はブランド広告と比較して、広告に推奨される要件を満たしていなかった。クリエイター広告のうち、冒頭3秒以内にブランドを示しているものは51%で、プラットフォームや配置ごとの推奨秒数に収まっているものは46%で、セーフゾーンを順守しているものは3%だった。クリエイターコンテンツとしての真正性を尊重するとブランドとの適合性は後回しになりがちだが、クリエイターコンテンツを広告として使用するなら広告の推奨要件をもっと満たさないといけない。クリエイター広告は戦術であり、ブランド戦略から外れた戦術であるなら無駄でしかない。 The Creator Paradox Report: Are Creators Really Effective? https://learn.creativex.com/are-creators-really-effective https://www.adweek.com/commerce/nearly-half-of-meta-creator-ads-ignore-key-best-practices/