イギリスのMSNはマーケティングエボリューションやダイナミックロジックとともに、クロスメディアキャンペーンの効果測定を実施したようだ。アメリカのIABが推進するXMOSの手法がイギリスで採用されたのは初めて。評価されたのはグラクソスミスクラインの知覚過敏用歯磨きのキャンペーン。その予算配分は、テレビ広告96%、インターネット広告4%。8週間の測定結果によると、すべてのブランド指標についてインターネット広告による押し上げが確認された。インターネット広告がブランドの認知や好意を向上させるコストは、テレビ広告より40%も割安だった。ただし、購入意向喚起についてのコスト効率はテレビのほうが優れていた。ブランド純粋想起率の向上を目的とするならばインターネット広告の予算を16%にまで高めるべきと分析されている。
2004年6月15日、ホットリンクはブログをテキストマイニングして利用者の興味に合わせた広告を配信するシステムを発表。同日にリニューアルされたドットシティで広告配信を開始。行動履歴(訪問したサイト、頻度、滞在時間など)もターゲティングに反映させるという。