スマートフォンは携帯電話というより、通話機能の付いた小型のコンピューターだ。そこには、ハードウェア、OS、アプリやサービスという、持ちつ持たれつのレイヤーがある。アップル「iPhone」の開発者に対する姿勢を見ていると、過去にウィンドウズに敗北した経験から何も学習していないようだ。自分の都合で制限して支配しようとする。プラットフォームを問わない技術では市場を囲い込めないので、Flashも採用しない。HTML5はまだ草案にすぎず、最終的な勧告は数年先だ。それまで仕様の変更が予想され、開発者は互換性の確保に苦労するだろう。アップルは、顧客に接近することを開発者に許可するが、マイクロソフトは開発者こそ顧客だと考える。5年から10年もすれば、アップルはスマートフォン市場の5%ほどしか占有できないだろう。「iAd」はObjective-CとHTML5で制作するが、Objective-Cはプログラマーから評判が良くなく、開発コストが非効率だ。HTML5も、仕様変更にともなって何度もコーディングしなおしたり、複数のバージョンを用意したりしなくてはならないかもしれない。オーディエンスのセグメンテーションとターゲティング、第三者による配信やトラッキングは、アップルに受け入れてもらいたい。クローズドな戦略が短期的にしか通用しないことは、歴史が証明している。以上、抄訳。
博報堂DYホールディングスが、オプトなどを抱えるデジタルホールディングスの株式公開買い付けを実施すると公表。デジタルホールディングスの株式の公開買付価格は1,970円で、公表した9月11日の終値2,143円に対して約9%のディスカウントだが、直近6カ月や直近3カ月の終値の平均に対しては40%ほどのプレミアムが加わっている。公表翌日の9月12日、デジタルホールディングスの株価は公開買付価格に寄せて急落し、終値は1,963円に。 株式会社デジタルホールディングス株券等(証券コード:2389)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ https://ssl4.eir-parts.net/doc/2433/tdnet/2686558/00.pdf https://www.advertimes.com/20250912/article512766/