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アクセス解析における検索ワードのロングテイル

このウェブサイト「インターネット広告のひみつ」のアクセス解析(ロックオン「ログエビス」を使用)から、検索ワードのロングテイルの状況を確認してみたい。集計期間は2005年10月1日から12月31日の3ヶ月間。まず、検索キーワード・フレーズごとの訪問回数ランキングは次のとおり。
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1. インターネット広告(1,607回)
2. メディアレップ(779回)
3. ネット広告(619回)
4. 広告会社(420回)
5. 広告(337回)
6. 広告会社 ランキング(304回)
7. レップ(295回)
8. ブレードは誰だ(268回)
9. インターネット広告のひみつ(264回)
10. インターネット 広告(248回)
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検索ワード「インターネット広告」による訪問回数が多いのは、グーグルでトップ表示を維持できているためだろう。検索エンジンからの訪問はグーグルが52%、ヤフーが42%。次に、検索ワードと訪問回数の関係は次のとおり。
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検索ワード上位10%(717語) --> 訪問回数の71.6%
検索ワード上位20%(1,433語) --> 訪問回数の77.3%
検索ワード上位30%(2,150語) --> 訪問回数の80.1%
検索ワード上位40%(2,867語) --> 訪問回数の83.0%
検索ワード上位50%(3,584語) --> 訪問回数の85.9%
検索ワード上位60%(4,300語) --> 訪問回数の88.7%
検索ワード上位70%(5,017語) --> 訪問回数の91.5%
検索ワード上位80%(5,734語) --> 訪問回数の94.3%
検索ワード上位90%(6,450語) --> 訪問回数の97.0%
検索ワード上位100%(7,167語) --> 訪問回数の100%
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パレートの法則どおり、検索ワード上位2割が訪問回数の8割近くを占めている。また、ロングテイルといわれるとおり、それ以外にも多数の検索ワードからの訪問がある。検索ワード7,167語のうち、約8割は1回しか訪問がない。

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