スキップしてメイン コンテンツに移動

カンヌ広告祭、「世界最高の仕事」がサイバーも制覇

2009年6月24日、カンヌ国際広告祭サイバー部門の受賞広告が発表された。グランプリは3つ。クイーンズランド州観光公社、フィアット、ワーナーブラザーズワールドワイドマーケティング。クイーンズランド州観光公社のキャンペーンは、ダイレクト部門とPR部門でもグランプリを獲得している。映画「The Dark Knight」のARGを仕掛けた42エンタテインメントは、2年連続でグランプリ。
------------------------------
Tourism Queensland - The Best Job in the World
http://www.ourawardentry.com.au/bestjob/
Fiat - eco:Drive
http://awards.akqa.com/awards2009/CannesLions/Fiat_eco_Drive/default.html
Warner Bros Worldwide Marketing - Why So Serious?
http://www.alternaterealitybranding.com/whysoserious_viral09/
------------------------------
審査員の評価がアドエイジで紹介されている。デジタルがデジタルとして機能したのでなく、統合的なマーケティングの一部として現実世界のエンゲージメントに寄与したものが評価されているようだ。バーガーキング「Whopper Sacrifice」やフリトレー「Hotel 626」などは、その視点から評価するとオンラインの局地的なキャンペーンに見えてしまったのだろう。
------------------------------
Tourism Queensland's 'Best Job' Picks Up Its Third Grand Prix
http://adage.com/cannes09/article?article_id=137551
------------------------------
6月27日にはフィルム部門の受賞広告が発表され、フィリップスがオンラインで公開した「Carousel」がグランプリを獲得。映像としては傑作だが、サイバー部門ではシルバー。
------------------------------
Philips - Carousel (Cinema 21:9)
http://www.cinema.philips.com/
------------------------------
カンヌ国際広告祭は、近年カテゴリーの細分化が進んだが、受賞広告は単一のカテゴリーに収まらないものが多い。今回はそれをさらに強く感じた。

このブログの人気の投稿

マイクロソフト広告のパートナー賞、日本勢が受賞

マイクロソフトが「Microsoft Advertising Partner Awards」の2025年の受賞パートナーを発表。アジア太平洋地域部門で、日本からサイバーエージェント、トランスコスモス、電通デジタル、Hakuhodo DY ONE、WACULが受賞した。昨年までは日本からの受賞はなかったが、今年から日本でもパートナープログラムが開始されたことで対象になり、上位のエリートおよびセレクトパートナーが候補になったようだ。 2025 Partner Awards: APAC winners announced https://about.ads.microsoft.com/en/blog/post/october-2025/2025-partner-awards-apac-winners-announced

「TikTok Shop」の国内売上、初年度500億円の見込み

studio15は、6月末から日本でも提供が開始された「TikTok Shop」の初年度の流通取引総額を約500億円と予測。 TikTok Shop日本市場、ローンチ後1年で約500億円規模へ https://studio15.co.jp/news/20251016 Blinxやライブコマースも市場規模を推計している。 Blinxの発表 https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/168016 ライブコマースの発表 https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/163027