コアメトリクスのホワイトペーパー「Appropriate Attribution」より。ラストクリックのコンバージョンだけを測定すると、いわゆる間接効果を評価できないので、ファーストクリックにも注目する。まず広告ごとに、それがファーストクリックとなって発生した売上、それがラストクリックとなって発生した売上、それがタイミングを問わずクリックされて発生した売上(均等割り)を調査する。そのうえで、次の計算により適正帰属比率を求める。 ------------------------------ Appropriate Attribution Ratio = Revenue from First-Touch / Revenue from Last-Touch (適正帰属比率=ファーストクリックからの売上/ラストクリックからの売上) ------------------------------ この適正帰属比率の数値によって、広告を次の3つに分類する。 ------------------------------ Acquisition Campaigns: 適正帰属比率<高>。見込み客の獲得に寄与。 Persuasion Campaigns: 適正帰属比率<中>。見込み客獲得・顧客転換に偏らず、説得に寄与。 Conversion Campaigns: 適正帰属比率<低>。顧客への転換に寄与。 ------------------------------ 「Acquisition Campaigns」は、購買ファネルの入口に見込み客を連れてくる。「Persuasion Campaigns」は、購買ファネルの中で見込み客の背中を押す。「Conversion Campaigns」は、購買ファネルの出口で見込み客を顧客として迎える。長期的にビジネスを拡大させるためには、「Conversion Campaigns」だけでなく「Acquisition Campaigns」「Persuasion Campaigns」にも予算を配分する。
インターネット広告分野の価値あるニュースのみを記録するブログ。アーカイブの閲覧と検索は右上から。